松本山雅F.C.の今季最終戦となる日本フットボールリーグ（JFL）後期第17節、対ソニー仙台F.C.戦が11月28日、ユアテックスタジアム仙台（宮城県仙台市）で行われた。試合は2対3で敗れ、18チーム中7位でJFL1年目のシーズンを終えた。

　試合は、前半29分に先制点を奪われたが後半3分に同点に追い付くも、その後ミスから2失点。ロスタイムに入り1点を返したが、及ばなかった。今季の成績は15勝7分け12敗の勝ち点52。

　JFL初加入となった今季は、序盤はなかなか勝てなかったものの、前半終盤から後半中盤にかけて勝ち星を積み上げてきた。目標だった4位以内は達成できなかったが、「One Soul～Jへの道。共に駆け上がろう！」を昨年に続きスローガンに掲げ、サポーターとともに戦い抜いた。ホームゲームの入場者数は8万6,357人。1試合平均は目標の5,000人を上回る5,079人で、これまでのJFLの最高記録（2008年栃木、5,048人）を更新する記録となった。21日に行われたホーム最終戦には今季最多の8,243人が詰めかけ、試合後には選手やスタッフが場内を1周し、大声援に応えた。選手が戻ってもサポーターのコールは止まず、再びピッチに現れた吉澤英生監督は、サポーターに向けて深々と一礼した。

　吉澤監督はシーズンを終えて「1年間を通して全ての試合をホームゲームの雰囲気にしてくださったサポーターの皆さま、本当にありがとうございました」とコメント。2年目に向け、シーズン通じて安定した戦いができるチーム作りや選手補強を行い悲願のJ2昇格を目指す。