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松本市美術館が草間彌生さん追悼 献花台設置、特集展示を市民に無料開放

「幻の華」の前に設置された献花台

「幻の華」の前に設置された献花台

 8月14日に死去した松本市出身の世界的な前衛芸術家・草間彌生さんをしのぶ献花台が28日、松本市美術館(松本市中央4)に設けられた。

水玉デザインのバスにサインする草間さん(2010年)

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 草間さんは1929(昭和4)年3月22日生まれ。幼少時代から体験し続けている幻覚や幻視をモチーフに、水玉や網目模様の反復、増殖を用いた独創的な表現を展開。絵画をはじめ彫刻、インスタレーションといった幅広い表現活動に取り組み、世界的にも高く評価された。

 2008(平成20)年、松本市名誉市民になった草間さん。2010(平成22)年には松本電気鉄道(現・アルピコ交通)が、草間さんによる水玉デザインのバス「水玉乱舞号」を導入。お披露目の際に草間さんが前面にサインを入れた車両は、現在も市街地を周遊している。

 同館では、2002(平成14)年の開館当初から草間さんの作品を常設展示。開館記念展、「草間彌生 魂のおきどころ」(2005年)、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」(2012年)、「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」(2018年)を開催。正面入り口横にある野外彫刻「幻の華」はシンボル的存在で、市民にも親しまれている。

 献花台は「幻の華」の前に設置。近くに住む30代の女性は花を手に訪れ、「子どもの頃から作品に親しんでいた。亡くなっても、作品の中の魂が語りかけてきてくれる気がする」と話した。同館によると、草間さんの公式サイトで逝去が発表された27日に、花を手向けに訪れた人もいたという。

 献花台の設置時間は9時~17時。今月30日まで。手紙・香典・供物などは受け付けない。同期間は、特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」を松本市民に無料で開放する。

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