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松本にネパール料理店-元ヒマラヤ登山案内人、夫婦で開業

鮮やかな旗が天井に貼り巡らされた店内

鮮やかな旗が天井に貼り巡らされた店内

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 松本・島内に10月29日、ネパール料理店「ヒマラヤン・シェルパ」(松本市島内、TEL 0263-47-8846)がオープンした。

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 席数はテーブル・カウンター・小上がりで31席。店主は、ネパールのヒマラヤの登山案内人をしていたラマ・ゲルさん(33)。ラマさんが出身のシェルパ族はヒマラヤ観光全般に携わる民族で、幼いころから現地を訪れる登山隊の支援などをしてきた。天井には仏教徒の信仰が描かれた黄色や緑、赤などの鮮やかな旗を貼り巡らせ、壁には登山用品をはじめ、ラマさんがエベレストなどに登頂した時の写真や証明書などを飾る。

 メニューはネパール料理やインド料理を提供する。ランチタイムには、ダル(豆スープ)やタルカリ(スパイスで味付けした野菜料理)などネパールの代表的な家庭料理をセットにした「ネパール定食 ダルバート」(900円)や、3種類の日替わりカレーやナン・ライス・サラダのセット「ランチバイキング」(800円)など。

 ディナータイムには一品料理も提供する。ネパール風ギョーザ「モモ」(7個450円)や、ネパール風チャーハン「フライドライス」(600円)など。カレーは「チキンカレー」(750円)や「シーフードカレー」(850円)など9種類を用意する。近日中にシェルパ族の料理も提供を始める予定。ドリンクはソフトドリンクをはじめ、「エベレストビール」(450円)や「ネパールアイスビール」(400円)などのアルコールも。

 ラマさんは2005年に日本人の妻・真理子さん(31)との結婚を機に来日。当初は神奈川県に住んでいたが、北アルプス登山のためによく足を運んでいた松本に登山仲間が増えたこともあり、昨年8月に移住した。「自分で店を開けばそこで打ち合わせできるし仲間も増えると思った」とラマさん。

 現在はラマさんと真理子さん、ネパール出身のサプコタ・ラビラルさん(34)の3人で切り盛りし、今年中にはネパールの山岳ガイド仲間2人が合流し、5人で営業していくという。「山の話をしたくて来てくれる人もいる。食事をしながらいろんな山の話ができれば」とラマさん。「ロープワーク講習会などを開き、これから登山を始めたい人の手助けもしていきたい」とも。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、ディナータイム=17時~21時30分(ラストオーダー)。

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