地元で学生と共に課題解決などに取り組む一般社団法人「KOKO」(松本市大手5)が、高校生の探究活動を支援するプログラム「探究チャレンジ」を展開している。現在、参加する高校生を募集している。
対象は中信地域の高校に在籍する高校生で、個人・グループは問わない。応募があったプロジェクトについては、同法人が伴走支援を行う。そのほか、7月中に審査を行い、活動支援金(1プロジェクト当たり上限5万円)の助成の可否や、サポート企業が伴走支援する「エール賞」を決める。参加する高校生は、来年2月末までに活動を実施し、3月に開催する活動報告会で、プロジェクトの発表や振り返りを行う。
同プログラムは昨年度に続き2回目。前回は14組、計約30人の高校生と、サポート企業7社が参加した。3月に開いた活動報告会では、パネル展示をはじめ、地域の魅力を伝える「安曇野かるた」や節水意識を高めるために制作したカードゲームをプレーしたり、特攻兵のことを調べて詩を朗読発表したりと、多彩なプロジェクトが紹介されたという。同法人の北原健渡さんは「好きなものや極めたいことといった、探究らしいテーマも多かった」と話す。
同法人は、地元の学生が地域の大人と交流できる「まつもと探究ラボ」を週1回開催。市内の高校で「探究コーディネーター」として学習支援も行っており、高校生から「やりたいことはあるけれど進め方が分からない」「お金がかかるので難しい」という声を聞いていたという。「探究は、高校生が地域とつながるきっかけになる。若者を応援したいという企業も多く、両者の橋渡しをすることで地域活性化にもなると考えた」と北原さん。活動支援金の出資や、技術面のアドバイスを行うことで若者をサポートしてくれる企業を募り、同プログラムを立ち上げた。
本年度は11団体がサポート企業として参加。生徒自身が興味関心を持つテーマについて仮説を立てて検証し、実践してみるという「主体的な行動」を後押しする。「柔軟な発想から予想外のアウトプットが生まれることもある。一歩踏み出すことで応援してくれる人はたくさんいるので、気軽に相談してほしい」と呼びかける。
申し込みはウェブサイトで受け付ける。締め切りは6月30日。