かき氷専門店「水と果」が古民家カフェ「火鉢庵(あん)&農家民宿Sakura」(安曇野市堀金烏川)内で6月26日、営業を始めた。
同カフェは築100年超の古民家を改装して昨年6月にオープン(現在、ランチ営業は休止)。敷地内にはラベンダーなどの畑、蔵や水路がある。母屋の10畳の3部屋にテーブル席36席と、縁側にも席を用意する。
かき氷は、安曇野の伏流水を使った氷に地元産食材で作るシロップをかける。松本・波田産のスイカを凍らせてシロップにした「すいか」(1,100円)、トウモロコシに少量の牛乳を合わせて風味を引き立てた「とうもろこし」(970円)、サラダデザートのような「とまと」(870円)など、旬に合わせて5、6種類を提供。おろしたての安曇野産ワサビと茎ワサビを添えたミニかき氷が付く「安曇野セット」(660円増し)もある。
「水と果」を営むのは、デザイナーとして活動する神谷朱莉さんと、夫の亮賢さん。2017(平成29)年、朱莉さんが北アルプス国際芸術祭を訪れたことがきっかけで安曇野を気に入ったという。「当時はまだ学生だったが、常念岳に差し込む光に感動して、いつかこの景色が見える所で自然と共に暮らしたいと思った」と振り返る。安曇野市が運営する「おためし住宅」を活用するなどして準備を進め、2025年4月に愛知から家族4人で移住。中小企業診断士の資格を持つ亮賢さんと共に、工芸品などの地域資源の活用やリブランディングに携わっている。
移住当初から安曇野の水の魅力を伝えたいと考え、かき氷店を思い描いていたという。地元農家に食材の仕入れを直接依頼したり、店舗活用を検討していた同カフェを紹介されたりと、「地元の皆さんとの関わりがあって、オープンすることができた」と朱莉さん。「昔から変わらない『夏休み』を感じられるような場所にしていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は金曜・土曜の11時~17時。