大人から若者へ大切にしていたものを紹介するフリーマーケット「For Old Me」が9月12日・13日、松本・上土の「The Source(ソース) Diner」(松本市大手4、TEL 0263-75-7896)で開かれる。
「あの頃の自分が欲しかったもの」をテーマに、30代後半~50代の出品者が大切にしてきた服や雑貨、本などを用意。アイテムには若者へのメッセージをつづったカードを付け、「学生価格」も設定する。店主の安達真さんは「若い頃に憧れていたけど買えなくて、大人になって手に入れたアイテム、もう使わないけど捨てられなくて、せっかくなら若い人に使ってほしいという物を、思いと一緒に受け渡せる場にしたい」と話す。
企画のきっかけは7月、群馬県みなかみ町のキャンプ場で行われた同名イベント。同店は飲食ブースとして出店した。「何かを伝えたいという大人と、それを受け止める若者が交わるいいイベントだった」と安達さん。フリマの部分だけでも松本で開催したいと考え、主催者で、みなかみ町で宿泊やカフェ事業を手がける「plower」社長の茶屋尚輝さんに相談。「各地で展開してほしいと思って企画していたので、ぜひやってほしい」と背中を押されたという。
同店は2015(平成27)年開業。昨夏には10周年を記念して、安達さんがインスタグラムで発信してきた投稿をまとめた書籍を出版。オリジナルアイテムの展開やポップアップイベントなども行っている。9月19日には4年ぶりに、ハードサイダー「サノバスミス」のリリースに合わせたイベント「HARVEST PARTY」を開催する。「もともとサイダー文化を日常に染み込ませる活動の一環として始めた。やはり続けていく努力をしないと根付かないと感じていて、再始動を決めた」と力を込める。
オープン当初から、普段の営業やイベントに子ども連れで足を運んでくれる人もおり、「成長していく姿を見ながら、学生の頃に欲しくても買えなかった物や、気後れして入れなかった店があったことを思い出した。40代後半、もうすっかり『大人』と言われる年になった今、昔の自分に手渡すような時間がつくれれば」と安達さん。出品者は、同店のカルチャーやコンセプトに合わせて、声をかけているという。「やってみないと分からないが、継続することで、大人と若者がつながる場にしていきたい」とも。
開催時間は、12日=12時~22時、13日=12時~20時。