女性起業家による交流イベント「ミニJ300長野」が9月10日、体験型宿泊施設「マツモトサトヤマドアーズ」(松本市下岡田)で開催される。現在、参加者を募集している。
「J300」は、2009(平成21)年から毎年開催されている女性起業家や女性社長の祭典。「J300アワード」として独創的な事業を展開する女性起業家の表彰もしており、昨年は「マツモトサトヤマドアーズ」を経営するスマイル・ラボ(井川城3)代表の赤沼留美子さんが大賞を受賞した。
「ミニJ300」は全国の「個性あふれる女性社長」発掘を目的に、各地の女性社長アンバサダー協力の下で行われている交流イベント。県内では、昨年の伊那市に続いて2回目の開催になる。
当日は、「事業の本質をひも解く2.5時間~大賞受賞の軌跡に学ぶ、愛される事業の育て方と価値の伝え方~」をテーマに、赤沼さんが登壇して事業ストーリーを紹介。参加者が価値観の優先順位を見つけるワークショップや、アワードのエントリーシートにもなる「PRシート」の記入などを通して、自身の事業を掘り下げる時間も設ける。J300長野県アンバサダーを務める「しるし」(伊那市)の山崎いずみさんは「事業の強みを見える化して共有することで、現状を整理し、3年後を思い描く機会にしたい」と話す。
赤沼さんは、夫の転勤で鳥取県に引っ越した際におもちゃをテーマにした「わらべ館」を知り、長女と「松本にもこういう施設を作ろう」と約束。2011(平成23)年、松本で「松本わらべ館設立準備室」を立ち上げた。2022年、世界各国の木のおもちゃをそろえ、みそ造りやそば打ちなど、地元の資源を生かしたアクティビティーを楽しめる「マツモトサトヤマドアーズ」をオープン。現在はフランチャイズ展開に向けて、準備を進めている。
昨年行われた「ミニJ300」に参加し、「シートを書くことで、これまでを振り返ることができて楽しかった」と赤沼さん。経営者向けの交流会は、男性中心で年齢層が高い場合が多く、「後継者問題など抱える課題も異なる」という。同イベントは、子育て世代に配慮して時間帯は昼間に設定し、子連れ参加可とする。「既に起業している人も、これから考えている人も、思いを共有することが新たな一歩になる。つながりをつくりたいという人に参加してもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~12時30分。参加無料。定員は20人。申し込みはウェブで受け付ける。