県外の古道具店や古美術店が出店する骨董(こっとう)市が9月26日、そばと季節の料理を提供する「滿(みつ)」(松本市大手5、TEL 0263-34-8103)で開かれる。
出店するのは、長谷雄堂、花元、志村道具展、古美術うまのほね。それぞれが松本や会場となる同店をイメージしてセレクトしたアイテムを並べる。「滿」による限定30食の立ち食いそばの販売もある。
開催は昨年5月に続き2回目。前回は、皿やグラスなどの食器から、花器や香炉、小さな仏像や古代の染織品、タイルなど飾って楽しむものまで、地域や時代を問わず幅広いアイテムが約300点並んだ。店主の齋藤洋平さんは「時代を経ることで出てくる良さに加え、大切にされてきたものだと感じるものが集まった」と振り返る。民家を改装した同店の雰囲気とも相まって、多くの人でにぎわったという。妻の陽香さんは「出店者の皆さんの目線で選び抜かれたものを手に取ることができて、私たちもうれしかった」と話す。
「滿」は2015(平成27)年4月にオープン。上田市出身の洋平さんが、東京で修業していた店で提供していた日本酒を手がける「善哉(よいかな)酒造」を訪れた際に、「向かいの民家が空いている」と紹介されたことがきっかけで、開業を決めたという。「きれいな水が決め手になった」と洋平さん。店では地下水をくみ上げて使っている。
普段は昼夜とも予約制のコースを提供。そばをメインに、山菜や畑で採れた野菜など旬の食材を使った料理を用意する。器は、洋平さんが修業時代からこつこつ集めていたものが中心。店や骨董市を訪れるうちに、出展者との交流も深まり、同店での開催へとつながったという。
「店では料理の器以外にも、花器やちょっとしたオブジェなど飾っても楽しんでいる。日常的に使えるアイテムも多いので、気軽に取り入れてみてほしい」と洋平さん。陽香さんは「時代を重ねたものが、暮らしの中に1つあるだけで少しだけ特別感が出る。骨董や古道具が好きな人はもちろん、あまりなじみがない人にも足を運んでもらえれば」と呼びかける。
開催時間は10時~17時。