松本市在住の画家・小沢夏美さんによる個展「旅に出るまえに」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。
絵画や布物、オブジェなど約60点を展示する。布作家・kortoさんとコラボしたバッグは、無地の布にアクリル絵の具で動物や模様を描いた。布は、幅が120センチほど、長さは2メートルほどあり、壁に立てかけたキャンバスに置いて制作。「出来上がったバッグに描くよりも、布に描いた方がどこで切るかによって予測できない面白さが出ると思った」と小沢さん。ふちや持ち手にフリルをあしらったトートバッグや、小沢さんがリクエストしたというバケツ形のバッグなどもある。
春ごろから取り組み始めたという抽象画は、「テキスタイルのように、部屋の雰囲気となじみやすい、気配だけ残るようなものをイメージした」と振り返る。正方形のキャンバスは、2、3枚並べても飾れるように、小さめのサイズを選んだという。
ドライの木の実や種子とワイヤを組み合わせたオブジェや、樹脂粘土で制作した黒色の鳥と海辺で拾った石を合わせたオブジェも出品。普段からキャンバスとして、さまざまな素材を買ったり、持ち帰ったりしているが、手を動かしているうちに違う見せ方が思い浮かび、作品として形になっていくことも多いという。「植物や石も、最初は絵を描こうと思っていた。作りながら面白い方へ向かっていくのが楽しいし、自分でもわくわくできる」と話す。
小沢さんが初めて個展を開いてから25年になることに合わせて、絵画は25点用意した。「好きで描き続けているうちに時間がたっていた」と小沢さん。展示のタイトルには、この先への思いを込めた。「絵を描く旅を続け、少しだけ遠いところにたどり着いた気もするが、また新たな旅に出る気持ちで取り組んでいければ」とも。
価格は、バッグ=1万5,000円~、絵画=2万2,000円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。9月27日まで。