塩尻市のJR塩尻駅3、4番線ホームにあるブドウ棚で9月14日、地元の園児たちがブドウを収穫した。
ブドウ棚は、塩尻のブドウとワインのPRの一環として1988(昭和63)年に設置。ブドウは、メルローとナイアガラの2種類で、それぞれ2本植えられている。同駅や塩尻ワイン組合などでつくる塩尻駅観光施設設置協議会のメンバーが中心となり栽培。7月には市内の園児らが絵を描いた紙を使って傘かけを行った。
当日は大門保育園の園児、35人が参加した。同協議会会長の林修一さんが「ここまでいろいろな人のおかげで、今日収穫を迎えた。ブドウは種があるものとないものがあるが、今日は種あり。そのまま飲み込んで食べてください」とあいさつ。その後、「えいえいブドウ」のかけ声で収穫を始めた。
園児らは順番に用意した台に上ってどのブドウを採るかを選び、駅の職員や協議会のメンバーに手伝ってもらいながら収穫。生食用のナイアガラを2房ずつ手に入れ、「大きい」「いい匂いがする」とうれしそうな表情を見せた。時々ホームに入ってきた電車に手を振る姿もあった。
駅構内にブドウ棚があるのは国内唯一。市観光協会の中澤真由美さんは「今年も出来は上々」と話す。先週は雨の日が続いたが、「園児のみんなの願いが届いたのか、今日は晴れて良かった」とも。