見る・遊ぶ

松本市立博物館で「さくらももこ展」 カラー原画や直筆原稿で足跡たどる

第1章「ももことちびまる子ちゃん」の展示 ©さくらももこ ©さくらプロダクション

第1章「ももことちびまる子ちゃん」の展示 ©さくらももこ ©さくらプロダクション

 特別展「さくらももこ展」が現在、松本市立博物館(松本市大手3、TEL 0263-32-0133)で開催されている。

第2章「ももこのエッセイ」の展示

[広告]

 漫画家でエッセイストのさくらももこさんの足跡をたどる企画展。代表作「ちびまる子ちゃん」「コジコジ」をはじめ、デビュー作から晩年のイラストまで、カラー原画や直筆原稿、関連資料など約300点を展示する。

 会場は序章、第1章~第5章、終章で構成。第1章では、1986(昭和61)年に少女漫画雑誌「りぼん」で連載を開始した「ちびまる子ちゃん」が、コミックス、テレビアニメ、映画、新聞の4コマ連載など世界を広げ、成長した歩みを紹介する。

 第2章で取り上げるのはエッセー作品。嫌いなマラソン大会を何とかして回避しようと試みるエピソードを描いた漫画やエッセーの原稿用紙を拡大して飾ったコーナーを用意。作詞を手がけたCDや、ラジオパーソナリティーを務めた「オールナイトニッポン」の音源を流すスペースもある。

 第3章で紹介するのは、子育てと仕事に追われながらも、季節の移ろいや小さな日常に目を向ける「ももこのまいにち」。妊娠から出産までの思いをつづった手描きの文章は、半透明の大型テキスタイルにプリントしてつるし、息子と向き合う様子を描いた絵日記や、息子と共に制作した絵本も並べる。

 第4章では、「神のちから」「神のちからっ子新聞」など、さくらさんが「ナンセンス」に本気で取り組んだ異色の作品にフォーカス。「さくらももこの発想の原点」ともいわれ、どこかシビアで冷めた世界観を探る上でも重要な意味を持つという。作品はダンボールを用いた額に収め、あえて斜めにして飾るなど、展示方法にも工夫を凝らす。

 第5章では、ふとした落書きから生まれたコジコジを特集。時代を超えて人々の心に響く、コジコジが発する言葉の数々を紹介する。終章では、さくらさんがアトリエで使っていたアイテムを展示。同展覧会が初公開となる「さくらさんにそっくり」と言われている女の子の絵もある。

 全国12カ所で開く巡回展で、松本が11カ所目。同館の石井佑樹さんは「原画だからこそ分かる細かな筆遣いを感じてほしい。夏休みなので親子で楽しんでもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~17時(最終入場は16時30分)。火曜休館(8月11日は開館)。観覧料は、一般=1,300円、大学生=600円、高校生以下無料。9月6日まで。会場内は一部を除き撮影不可。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL