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松本市美術館で「サステナブルワールド」展 写真家2人、壁一面の迫力で

壁一面に迫力ある作品を展開する

壁一面に迫力ある作品を展開する

 松本地域にゆかりのある2人の写真家による企画展「Sustainable World(サステナブルワールド)-佐藤大史・磯部昭子 ふたりの視点から-」が現在、松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-7400)で開催されている。

磯部さんのインスタレーション作品

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 安曇野市在住の佐藤大史さんは、「我々全てが属している地球」を伝えることをテーマに、アラスカなど手つかずの大自然を舞台に撮影し、世界規模で活動。同展では、山々や野生動物を巨大なサイズで壁一面に展開したり、両面にプリントした布をつるしたりして見せるほか、タイムラプスやドローンで撮影した映像作品も上映する。写真集に載せているコメントも合わせて表示し、自然や野生と人間の関係性を問いかける。「展覧会名の通り、持続可能性ということにフォーカスして、アラスカのさまざまな面を表現した」と佐藤さん。

 10代を松本市で過ごしたという磯部昭子さんは、雑誌やCDジャケット、広告など幅広く手がけている。同展では同市出身のダンサー・モデルのアオイヤマダさんと家族を被写体にした作品が中心。布にプリントして四壁を鮮やかに彩る。「(布へのプリントは)想定していなかったので不安だったが、紙では難しかった色味や発色が出て感動した」と磯部さん。昭和時代を思わせるリビングセットと映像を組み合わせたインスタレーション作品も展示する。

 2人の作品は、市と包括連携協定を結ぶセイコーエプソン(諏訪市)の環境負荷を抑えたプロジェクターやデジタル捺染(なっせん)技術を用いて、写真表現の新たな可能性に挑戦した。同館で2023年に開催した企画展「映画監督 山崎貴の世界」で同社の技術を活用した経緯があり、学芸員の渋田見彰さんは「最先端の技術を体感してもらうためには、写真が適していると考えた」と話す。2021年に松本パルコで開いた「パルコde美術館」で、地元にゆかりのある作家として紹介した2人に依頼し、企画を進めてきた。

 佐藤さんは同社の技術を用いた展示の経験があったが、磯部さんは初めてで、実際に工場へ足を運んで印象が変わったという。セイコーエプソンP商業・産業ソリューションズ事業部DTF事業推進部課長の宮島佳孝さんは「アーティストが求めるレベルを実現することで、表現の後押しをしたい。アーティストの世界観を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(休日の場合は翌平日)。観覧料は、一般=1,500円、大学生・70歳以上の松本市民=1,000円、高校生以下無料。12月6日まで。

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