松本市の雑貨店「tonico(トニコ)」(松本市中央2、TEL 0263-34-6621）で現在、6人の作家によるかごバッグ展「decorate!（デコレート）」が開催されている。

　同展は、日本やアフリカで作られたかごバッグをベースに、YAKAさん、bonbonさん、noixさん、柿澤美香さん、saltさん、ようさん工房の6人（組）がそれぞれ装飾を施した作品を展示する。同店オーナーの山田綾さんが「ずっとやりたくて温めていた」企画。

　作品は、大きさや形などさまざまなかごバッグが、天井からつるされているなど、棚やいすの上に「にぎやかに」展示する。今回山田さんがオファーして参加が決まったYAKAさんは、かごの表面を布で覆い、刺しゅう、スパンコール、花の形に切った布を縫い付けるなど、カラフルな「デコレート」を施し、持ち手部分も何種類もの布や糸で巻いた。毛糸や布などさまざまな素材で作られたボンボンも用意。ひも付きで、好きなところに結び付けて使うことができる。「人気の作品。たくさんあったけれど残りわずかになってしまった」（山田さん）。

　柿澤美香さんは「C23」のブランド名で参加。生花のようなリアルな造花とリネンの布をシンプルに「デコレート」。大きい造花なら一つ、小さい造花なら数点が小ぶりのかごに添えられている。そのほか造花を使ったヘアアクセサリーやコサージュなども多数並ぶ。

　「好きに『デコレート』してもらった。作り手の世界観が出ていると思う」と山田さん。「『デコレート』企画として今回は1回目。かごに限らず、いろいろなものを『デコレート』する企画をやっていきたい」とも。

　作品はすべて販売も行う。かごバッグ＝3,675円～、コサージュ＝2,100円～、ボンボン＝2,625円。営業時間は12時～18時（29日は17時30分まで、30日は15時から）。会期中は火曜・水曜休業。入場無料。5月31日まで。