串焼きと一品料理店「月ノ島」（松本市中央1、TEL 0263-75-7435）が松本駅近く、ラーメン店「とんこつ家ZUN」の2階に3月9日、オープンした。

自動で回転する串焼き機

　店舗面積は約24坪、席数は40席。自動で回転する串焼き機を各テーブルに備え、客が注文した食材を自ら焼いて食べる。店長の竹内悠真さんは「遠赤外線で焼くので、火力も調節できるし、煙も少ない」と話す。

　串焼きは1本150円～（注文は2本から）で、肉は鶏、豚、牛のほかラムも提供する。ほかに、「自家製ソーセージ」（250円）や「カモのタン」、「チーズちくわ」（以上150円）なども。落花生やゴマをまぜたものや、七味を使って辛くしたものなどオリジナルの薬味も3種類用意する。

　一品料理は「大根サラダ」（400円）、「手羽先揚げ」（3本、500円）のほか、「エビマヨ」や「テンシン飯」（以上780円）など。アルコールは、生ビール、ハイボール、ワイン、サワー、焼酎など各種取りそろえる。

　竹内さんの実家は、市内に2店舗ある中国料理店「唐坊（タンファン）」。大学を卒業して昨秋Uターンし、オープンの準備を進めてきた。「中華とは少し違うジャンルで、何かメインにできるものはないかと考えた」。キャンプ場で働いた経験を生かし、「目の前で焼いて食べる楽しみ方を提供したい」と自動で回転する串焼き機の導入を決めたという。

　大学では航空・宇宙工学を専攻していたという竹内さん。店名には「月」の文字を入れ、壁には宇宙飛行士やロケット、惑星などのオブジェを飾る。「今後は、キャンプ用の食材セットや、テイクアウト商品、オリジナルの調味料の販売なども展開していければ」とも。

　営業時間は17時30分～翌1時。