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松本駅近くに居酒屋「おかえり」 アヒージョやローストなど鹿肉料理も

大正時代をコンセプトにした店内

大正時代をコンセプトにした店内

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 居酒屋「おかえり」(松本市中央1、TEL 0263-30-8351)が松本駅近く、河内屋駅前店の2階に12月10日、オープンした。

多彩な鹿肉料理が入った一皿

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 店舗面積は約15坪。席数はカウンターと小上がりで15~20席。以前居酒屋だった物件で、カウンター以外はほぼ全面改装。壁の一部は朱色に塗り、障子や畳の縁には和柄をあしらうなどして、レトロな雰囲気に仕上げた。オーナーの湯脇多聞さんは「コンセプトは大正時代。和洋折衷しても違和感がない空間にしたかった」と話す。

 メニューは、「自家製野沢菜」や「梅きゅうり」(以上280円)、「もつ煮」(480円)、「ぜいたくポテトサラダ」(580円)などのほか、鹿肉を使った料理も提供する。「飲みに行った時に隣席だった人が猟師で、紹介してもらった。鹿肉をさまざまな形で味わえるメニューを開発している」と湯脇さん。「アヒージョ」(780円)や「ローストベニソン」(880円)のほか、「コロッケとメンチカツの食べ比べ」(480円)なども。鹿肉以外も含め、今後ジビエ料理を充実させていきたいという。

 アルコールは日本酒を中心に各種取りそろえる。日本酒は県内のほか、新潟や岐阜、兵庫、奈良、高知など全国各地のものを用意し、ミリリットル単位で販売。湯脇さんが奈良県出身ということもあり、「西日本のお酒や、ラベル買いしたものなど、ちょっと珍しいものを楽しんでもらえれば」とも。

 主に関西で店舗運営などをしていた湯脇さんが、知人2人に声を掛けて開業。店名には、「来てくれた人を、『おかえり』と迎えたい」という思いを込めた。「2階でちょっと分かりにくい分、覚えやすい名前にした。1人でふらりと立ち寄っても、落ち着いて楽しめる店にしたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時~24時。日曜定休。

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