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松本山雅が新体制発表会 「原点回起」でJ2復帰へ、「俺らは常に挑戦者」

サポーターと一緒に記念撮影する様子

サポーターと一緒に記念撮影する様子

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 松本山雅FCが1月11日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)でシーズン新体制発表会を開いた。

声を出さずに応援するサポーター

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 昨年、J2最下位となりJ3に降格。今シーズンはクラブ史上初めてJ3で戦う。新体制発表会は、2年ぶりに有観客での開催。開会時には、松本蟻ケ崎高校吹奏楽部がステージ演奏を行い、進行は松商学園高校放送部が務めた。

 神田文之社長は、冒頭に流したクラブの歴史をたどる映像を「ファン、サポーターとさまざまなことを乗り越えてきた」と振り返り、「昨年は皆さんにも非常に悔しい1年を過ごさせてしまった。強い覚悟を持って1年でのJ2復帰を目指す」とあいさつした。その後、「全ての会社の活動はチームを強くすることにつながっている」と、同社社員も登壇。全社目標として平均入場者数1万人とクラブガンズ会員1万人を掲げ、営業目標なども示した。

 今シーズンのスローガンは、「原点に立ち戻り、再び起き上がる」という思いを込めた「One Soul原点回起」。塩尻志学館高校書道部の生徒4人とマスコットキャラクター・ガンズくんがパフォーマンスと共に力強く書き上げた。

 選手、スタッフのあいさつでは、それぞれがJ2復帰への決意を語った。「今シーズンも皆さんを代表して3番を付ける」と話した田中隼磨選手はけがを治すことに強い覚悟を持って挑むとした。田中パウロ淳一選手は「(自身の)おちゃらけた感じに賛否両論あるのは、結果を出していないから。サッカーはしっかり真面目に戦いたい」、橋内優也選手は「この光景を見てもっと頑張ろうと思って毎年スタートする。期待に沿えるチーム、選手になる」、村山智彦選手は「昇格しかない。皆さん、選手の背中を押してください」と呼び掛けた。

 期限付き移籍から復帰となる選手らは、「アルウィンでプレーできることを楽しみにしてきた」(小松蓮選手)、「自分が帰ってきて良かったと思ってもらえるプレーをしたい」(吉田将也選手)、「修業の成果をぶつけたい」(山本龍平選手)とコメント。新加入選手らは、自身の強みをアピールしつつ、サポーターの熱量に驚いた様子も。新加入選手による恒例の一発ギャグは、住田将選手と、薄井覇斗選手に上手く振られた2年目の横山歩夢選手が披露。会場も徐々に例年同様、和やかなムードになっていった。

 名波浩監督は、選手を走らせる厳しいトレーニングとメンタル強化を誓った。客席に掲げられた「俺らは常に挑戦者」という横断幕を「今のわれわれに本当にぴったりだと思っている」とし、「1年間いばらの道だが、苦楽を共にし、皆さんと喜びを分かち合いたい」と締めくくった。

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