
オリジナルリングを扱う店舗兼工房「Feering・Arata(フィーリング・あらた)松本店」(松本市中央1、TEL 0263-87-2711)が松本パルコ近くに1月9日、オープンした。経営は「ヤマサン宝飾」(駒ケ根市)。
同社が展開するブランドの婚約・結婚指輪のオーダーを中心に、リフォームにも対応する。「Feering」は100種類以上あるベースのデザインから選び、素材や表面加工などのカスタマイズができる。価格は20万円~50万円が目安。
オープンに合わせて新たに立ち上げたブランド「Arata」は、「個体差が特別だと感じてほしい」がコンセプト。ハンマーで打ち込んだ痕を模様として生かし、唯一無二の指輪に仕上げる。同社社長で指輪職人の小林大二さんは「素材と職人の技から生まれる美しさを表現したい」と話す。
同社は1957(昭和32)年創業。小林さんは大学卒業後、東京・銀座の宝飾時計店で働き、専門学校で宝石などについて学び、2017(平成29)年にUターンした。2014(平成26)年から展開するカップル向けの手作り指輪ブランド「Lienjoux(リアンジュ)」を基に、2019年に「Feering」を立ち上げた。「結婚前の2人の話をいろいろと聞くうちに、もっとさまざまな形で指輪の魅力を伝えたいという気持ちが強くなった」と振り返る。
「自分たちがイメージする指輪のデザインをより多くの人に見てもらいたい」と松本での出店を計画。昨夏、外から作業の様子が見えることが気に入ってビル1階のスケルトンの物件に決めた。「松本は県外から訪れる方も多い。さまざまな方に知ってもらう機会を積極的につくっていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~18時。水曜、第1・第3火曜定休。