トレーニングジム「Cross Fit（クロスフィット）松本」（松本市村井南4、TEL 080-3461-1623）が「トイザらス・ベビーザらス松本店」近くの信光ビル1階に8月17日、オープンした。

店舗外観

　完全予約制で、店主でトレーナーの飯田功也さんが個人のスキルや状態に合わせて指導する。およそ30坪の店内、リグと呼ばれる鉄骨で組み立てたトレーニングエリアには、ぶら下がったり懸垂したりできるよう、つり輪や鉄棒を取り付ける。ほかにも、持ち上げて使う「メディシンボール」や、座りながらハンドルを引っ張る「ローイングマシーン」など、多様なフィットネス器具を置く。更衣室とシャワールームも備える。

　「クロスフィット」は、米国発祥の健康を第一に考えたトレーニングプログラム。歩く・走る・起き上がるなどの日常生活で繰り返し行う動作をベースに、毎回異なるトレーニングをする。6～8人で行う「クロスフィットクラス」（月4回＝1万1,000円～）と「パーソナルトレーニング」（1時間＝5,500円）は、1時間かけてメニューをこなす。飯田さんは「全身をバランスよく鍛えることで、筋力や持久力など基礎身体能力の向上につながる。動きや強度を調節し、一人一人に合わせた運動を提案する」と話す。

　飯田さんは南箕輪村出身。大学卒業後は、スポーツインストラクターやバレーボール実業団のコーチを務めるほか、デイサービスで利用者を介助する仕事に就いていた。その後、松本市のスポーツクラブに6年間勤務。トレーナーとして「より良い指導をしたい」と考え、さまざまなトレーニングを試す中、クロスフィットを知った。昨年10月には、沖縄で開催されたクロスフィットの全国大会にも参加。「出会った人や、グループでトレーニングすることによって仲間意識や新しいコミュニティーが生まれることに魅力を感じた」という。

　「県内の人たちにも知ってもらいたい」と開業を決め、指導に必要な「CrossFit Level1」の資格を取得。クロスフィットの名称でジムを立ち上げるため、米国のクロスフィット本部にも連絡を取り、7月中旬に承諾を得た。「子どもからシニア世代まで、幅広い年代に対応する。健康的な体づくりの手助けをし、地域を盛り上げていきたい」と意気込む。

　営業時間は9時～21時30分（水曜は12時から、土曜は18時30分まで）。日曜定休。