松本・大手の家具店「キシル松本店」（松本市大手2、TEL 0263-33-7127）で現在、親子向けワークショップ「杉の木でお箸をつくろう！」が行われている。

　国内の木材を使った学習机などを中心に家具や雑貨を扱う同店。「木の良さを知り、ものづくりの楽しさを感じてほしい」と同ワークショップを企画した。スギの木材を使い、箸のサイズにカットしたものを用意。参加者は、サンドペーパーで磨き、口に入れても大丈夫なくらいまで滑らかになった後、植物性のオイルを塗り込んで仕上げる。「できあがったものは持ち帰ってすぐに使える」と同店の大西佐夜さん。

　作業時間は約30分間。開始前には、木からものができる過程について説明を行う。対象は3歳～小学生としているが、一緒に参加した大人に手伝ってもらいながら作業を楽しんだ2歳前後の子どももいるという。「オイルを塗り込むのを少しやってみるだけでも、『作る』体験として満足感がある様子。最初の説明も興味を持ってくれる子どもたちが多い」

　親子向けのワークショップは、春に行った木製のカスタネット作りに続いて2回目。「生活の中に少しでも木のものを取り入れるきっかけになれば」と大西さん。「気軽に参加できるのでぜひ」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～15時30分。火曜・水曜定休。10月25日まで。参加は無料で、予約は電話で受け付けている。