天ぷら専門店「天ぷ羅（ら） さろん亭」（松本市中央1、TEL 090-7288-8135）が松本駅近くに3月4日、オープンした。

店舗外観

　店舗面積は10坪。カウンター席7席を用意し、目の前で調理する様子を見ることができる。

　「天ぷらランチ」（1,500円）は、野菜や魚介、卵黄の天ぷらに、サラダと小鉢2種、ご飯と汁物を付ける。具材を変えて天丼仕様にもできる。「かき揚げふわふわ玉子丼ランチ」（1,200円）は、卵の白身をメレンゲにして盛り付ける。「海老（えび）天スープカレー」（2,200円）は、スープカレー専門店「MERA」（梓川倭）とのコラボメニューで、持ち帰りもできる。先付からデザートまで付ける予約制のコース（4,000円、5,500円）や、予算に応じたコース料理にも対応する。

　日曜・祝日の夜は予約制で、限定メニューを提供。天ぷらの盛り合わせやご飯ものなどを用意する。店主の下伏寿幸さんは「その時々で、一番味が楽しめる食材を選んでいる」と話す。

　下伏さんは松本市出身。10代後半で和食料理の道に進み、40年間飲食業に携わってきた。新型コロナが落ち着き、町中ににぎわいが戻ったことやインバウンドが増えてきたタイミングで出店を決意。「高級店に行くような人たちにも満足できる店を作りたい」と、これまでの経験を生かし、天ぷら店にすることにした。

　店名は客同士がゆったりと交流できる空間にしたいと付けた。オープン後は、女性1人での来店のほか、コースを予約して再度来店する人も多いという。「リーズナブルな価格でも、高級感ある料理やサービスを提供していきたい」とも。

　営業時間は11時～17時（日曜・祝日は予約があれば20時まで）。