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松本・神田に「尾張料理 臣」 落ち着いた空間で、名古屋名物味わって

落ち着いてゆっくりできる雰囲気に仕上げた店内

落ち着いてゆっくりできる雰囲気に仕上げた店内

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 名古屋の名物料理を提供する「尾張料理 臣(おみ)」(松本市神田1、TEL 070-9033-3224)が松本市の千鹿頭山森林公園近くにオープンして1カ月が過ぎた。

団体利用もできる小上がり

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 以前倉庫だった建物を改装し、木目調をベースに落ち着いてゆっくりできる雰囲気に仕上げた。店主の安達英司さんは「町中から離れた静かなところで探して、駐車場もあるので利用しやすいと思ったことが決め手になった」と話す。席数は、カウンター=8席、小上がり=12席。

 「ひつまぶし」(3,600円)は身も皮もやわらかい愛知県西尾市の「一色うなぎ」を使用。蒸さずにそのまま焼くことで外はパリッと中はジューシーに仕上げる。「みそかつ」(1,200円)には「脂が甘い」という信州産の米豚を使い、「八丁味噌(みそ)」で作るソースをかけた。ほかに「天むす」(550円)や「手羽先の唐揚げ」(750円)、ウナギを使った「うざく」(1,200円)や「うまき」(1,500円)といった単品メニューも。

 ランチは「ひつまぶし」のほか、定食も提供。「みそかつ」(1,600円)、「あじフライ」(1,700円)、「えびフライ」(2,100円)の3種類で、ご飯、赤だし、漬物、千切りキャベツが付く。

 安達さんは名古屋市出身。高校卒業後、いったん就職したが仕事にやりがいを感じられず「自分は何がしたいのか」を考え直した。もともと食べることが好きだったため、退職して調理師学校に入学。「自分が料理する姿を思い浮かべたときに一番しっくりきたのが和食だった」と振り返る。2013(平成25)年、妻の出産を機に松本へ移住し、市内のホテルや飲食店に勤務。独立を決意し、以前の職場の人たちなどにアドバイスをもらいながら準備を進めてきた。

 店名は「人に仕える」という意味を持つ字で、客に真摯(しんし)に向き合っていきたいと思い、名古屋にゆかりのある豊臣秀吉にもちなんで付けた。「『名古屋料理』にするとどうしてもB級グルメ感が出てしまうので、戦国武将が活躍していた時代の地名『尾張』を使った」とも。

 今後は冠婚葬祭にも使ってもらえるようにコース料理の提供もしていきたいという。安達さんは「周りのサポートがあってこそ成り立っているので、感謝を忘れないようにしたい。名古屋の料理をおいしいと思ってもらい、長く愛される店にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時30分~22時(ランチタイムは11時30分~15時)。

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