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松本の紙卸会社が「紙ものweek」 ペーパークラフトや端材紙詰め合わせも

子どもから大人まで幅広い層が訪れるという

子どもから大人まで幅広い層が訪れるという

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 多彩な紙ものアイテムを販売する「紙ものweek」が現在、印刷用紙や包装資材などを扱う卸商社「大徳紙商事」(松本市笹賀)1階のショールーム「Kami Labo.」(TEL 0263-58-4680)で開催されている。

人気企画「フリーフリーペーパー」

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 紙の量り売りのほか、封筒やメモ帳、貼り箱などさまざまなアイテムを用意。ペーパークラフト「松本城」のほか、松本城や上高地、常念岳などをイメージした配色の「紙屋のメモ」など同社オリジナル商品もある。「テキン」という手動式の活版印刷機で一枚一枚刷り上げた「紙屋の活版カレンダー」は、月ごとに紙もフォントも異なるものを使用。印刷機も一緒に展示する。

 恒例の人気企画「フリーフリーペーパー」(100円、1人1パック限り)は、さまざまな色・サイズの端材紙を詰め合わせて販売するもの。「紙の切れ端を有効活用したい」と15年ほど前から始め、毎回スタッフが紙を選んでセットにしている。

 同社が隔月で発行している広報誌「DAITOKU PAPER」の表紙用に製作した作品も展示。今年最初に表紙を飾った初日の出を竜と富士山を共に表現したものや、旧開智学校校舎など地元をテーマにしたものが並ぶ。ティッシュを使って衣の質感を出した天ぷらや、光沢が本物のように見えるスイーツなどもある。同社のデザイナー・古田秋理さんは「毎回、細部にまでこだわって丁寧に作っている。なかなか実物をお披露目する機会がないので、じっくり見てほしい」と話す。

 開催は3回目。以前は不定期で「フリーフリーペーパー」の販売を行っていたが、オリジナル商品が増えたことや、「紙の魅力をもっと伝えたい」と、アイテム数を増やして「紙ものweek」とした。「いろいろな紙を手にして楽しそうにしている姿を見るのは、普段紙を扱っている私たちもうれしい。多くの方に足を運んでもらえれば」とも。

 開催時間は10時~17時。3月29日まで。

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