さまざまな技術でガラスの美しさを表現する作家3人による「ガラス三人展」が現在、松本のギャラリー「ギャルリ灰月(かいげつ)」(松本市中央2、TEL 0263-38-0022)で開催されている。
秋田市在住の境田亜希さんは、縦じま模様のモールが入った「はなかげ」シリーズを中心に出品。オリーブグリーン色の器は、光が当たると花のような影が浮かび上がる。グラスや小鉢のほか、口を細く仕上げた花器などもある。
富山市に工房を構える三野直子さんの器は、繊細な模様が特徴。ボンドを用いて下絵を手描きし、サンドブラストを吹き付けることで細かな線を彫っている。高台の部分まで模様が入った冷茶グラスや長方形やひし形の板皿、振出や茶則といった茶道具も用意する。
李慶子さんは大阪・能勢町で制作している。ガラスの厚みに強弱を付けた作品は、ランダムな光の反射を生み出し、重さや手触りも一つ一つ異なる。「石ころシリーズ」と名付けたグラスのほか、片口や五角皿、ガラスの塊のような四角形の花入れなど、特徴的な形のものも。
3人の展示は4年ぶり2回目。同ギャラリーの滝澤充恵さんは「ガラスの揺らぎをそれぞれ表現している3人。光を通すことで見え方が変わる面白さを感じさせてくれる」と話す。例年、夏にはガラス作品の展示を行っている。「薄くてシンプルなガラス、色や凹凸、模様など表情が豊かなガラス、どちらも良さがある。今年は器が映し出す光も楽しめるものを集めたので、手に取ってみてもらえれば」とも。
価格は、グラス=3,300円~、花器=6,050円~など。営業時間は11時~18時。月曜~水曜定休(7月20日は営業)。7月26日まで。