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松本パルコが「春フェス!!」 閉店までの「ラストワンイヤー」盛り上げて

「TOCA by lifart...12」は、オープンに合わせてオリジナルグッズも展開

「TOCA by lifart...12」は、オープンに合わせてオリジナルグッズも展開

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 2025年2月末に閉店する松本パルコ(松本市中央1)が、残り1年を盛り上げる「GOODBYEプロモーション」の一環として「春フェス!!」を開催している。

1階にオープンした「エディストリアルストア」

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 3店舗が新たにオープン。「TOCA by lifart...(トーカ バイ リファート)12」(2階)は、市内で雑貨店と文具店を展開するキャンドル作家・西牧隆行さんが2店舗をミックスした空間を作り出す。毎月、店頭でポップアップショップも企画。西牧さんは「自分も『パルコ育ち』。残り12カ月間、一緒に突っ走りたい」と話す。「エディストリアルストア」(1階)は、上田市出身のスタイリスト・小沢宏さんがブランドの倉庫にあるアイテムをセレクトし、雑誌のスタイリングのようにディスプレー。地下1階の「GU」跡には、「ヴィレッジヴァンガード アウトレット」が出店する。

 3月23日・24日は、6階特設会場でマルシェイベント「ROOM390」を開催。東京を拠点に活動する松本市出身のフォトグラファー・中野道さんがキュレーターを務め、ファッション、雑貨、書籍、フードなどさまざまな個店やクリエーターが参加する。「松本と東京が交わり、何かが生まれる『部屋』になれば」とイベント名に松本市の郵便番号を付けたという。1階特設会場では、牛乳パンをモチーフにしたキーホルダーのカプセルトイを先行販売する「ながの牛乳パンPOP UP STORE」も。

 ほかに、「PAY BACKキャンペーン」(22日~25日)、イラストレーター・ナガノさんが描くキャラクターのアイテムがそろう「ナガノマーケット」(4月8日まで)も展開。3月30日・31日は、過去2回「紙博」を行ってきた「手紙社」(東京都調布市)による「蚤(のみ)の市」を行う。

 昨秋に発表した「閉店ビジュアル」の第2弾も公開。手がけたのは前回と同じく、ダンサー・モデルのアオイヤマダさん、カメラマンの磯部昭子さん、映像作家・デザイナー・コラージュ作家の清水貴栄さんの3人。「桃源郷」をコンセプトに、公園通り側にある池で撮影を行った。

 清水さんは閉店に向けたオリジナルロゴも制作。市木のアカマツと市花のレンゲツツジから着想した色を使い、城下町を意識して和のテイストに仕上げた。ロゴを使ったノベルティーグッズも用意。西牧さんが、開業した1984(昭和59)年をイメージして香りを調合したオリジナルキャンドルを、館内で5,000円以上購入した先着100人に進呈する(29日~31日)。

 公式アンバサダーには、県内を拠点に活動する武藤千春さんが就任。SNSを用いた情報発信にも力を入れる。同店広報担当者の清水航さんは「ラストワンイヤーをさまざまな形で盛り上げていきたい」と意気込む。

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