バレーボール・Vリーグ男子1部のVC長野トライデンツの今季開幕戦が10月21日・22日、松本市総合体育館（松本市美須々）で行われる。対戦相手は日本製鉄堺ブレイザーズ。

　南箕輪村に本拠地を置くVC長野。2008（平成20）年、Vリーグ入りを目指すクラブチーム「VC.NAGANO」として設立し、2010（平成22）年に現在のチーム名へ変更した。2018（平成30）年、V1リーグに参入。昨シーズンは9位で、入れ替え戦を制して残留を決めた。

　V1リーグ参入時から、同体育館でホームゲームを開催。バレーボール教室など地域貢献活動を行っていたこともあり、松本市は2021年10月、ホームタウンパートナー協定を結んだ。市が進める「プロスポーツチーム中学校部活動出前コーチング事業」にも参加している。

　両日は「ホームタウンデー」として、松本市民を無料で招待する。市文化観光部スポーツ事業推進課担当者は「プロスポーツを身近に感じてほしい。多くの人に来場してもらい声援を送ってもらえれば」と話す。座席は2階自由席B・C席で、インターネットで事前申し込みが必要。締め切りは10月18日。

　今シーズンの試合は、同体育館での今回を含め3戦6試合と、「ユメックスアリーナ」（塩尻市）や「ANCアリーナ」（安曇野市）でも開催を予定している。同チーム運営担当者の細田雄二さんは「新戦力を加えてパワーアップしたので、上位を狙いたい」と力を込める。

　松本市民の無料招待企画は昨年に続き2回目で、昨年は2日間で約800人を招待した。細田さんは「男子バレーのパリ五輪出場が決まり、盛り上がりを見せている。松本市民の皆さんにも、もっとVC長野を知ってもらいたいので足を運んでもらえれば」と呼びかける。

　試合開始は、21日＝14時、22日＝13時。チケットはインターネットで販売する。