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松本ブルワリーで女性スタッフが限定ビール仕込み 「国際女性デー」に合わせ

5人の女性スタッフがピンク色のブーツを履いて仕込みを行った

5人の女性スタッフがピンク色のブーツを履いて仕込みを行った

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 松本のクラフトビール製造会社「松本ブルワリー」(松本市中央3)の醸造所で、3月8日、同社の女性スタッフ5人がピンク色のブーツを履いて限定ビールを仕込んだ。

タンクに麦芽を投入する様子

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 ビール業界における女性の役割の認知度を高めようと米国で始まった取り組み「Pink Boots Collaboration Brew Day」。理念に賛同する各国の事業者が、国連が定める「国際女性デー」の3月8日に、同じブレンドのホップを使って醸造する。同社では昨年に続いて実施した。

 当日は、交代でタンクに細かく砕いた麦芽を投入。1、2時間ほど煮込んで麦汁を作り、ゆで上がったモルトをかき出す作業も行った。「PINK BOOTS BLEND Mimosa(ピンクブーツブレンド ミモザ)IPA」として400リットルを仕込み、この後、主発酵と熟成期間を経て、完成する。アルコール度数は低めにし、トロピカルでジューシーな香りに仕上げるという。同社常務取締役の福澤崇浩さんは「普段ラガーを飲んでいる方にとってはあらためてクラフトビールの幅広さを感じてもらえると思う」と話す。

 5人は普段、市内に2店舗ある直営店に勤務しており、醸造作業は1年ぶり。今回は、「ラベルも女性にお願いしたい」と、市内のデザイナー・関未希さんに依頼した。スタッフと打ち合わせを重ねて出来上がったラベルはピンクと黄色の2色が目を引くデザイン。中央に美ヶ原を描き、周りにミモザをあしらった。関さんは「松本らしさと女性の輝きをイメージした。男女問わず多くの人に楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 販売は4月中旬を予定する。ボトルは330ミリリットル入りで、価格は594円。

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