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「松本ブルワリー」が醸造所祭り&工場見学会 自社醸造開始1周年で

多くの人でにぎわった醸造所祭り&工場見学会

多くの人でにぎわった醸造所祭り&工場見学会

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 松本のクラフトビール製造会社「松本ブルワリー」(松本市野溝西2)が「醸造所祭り&工場見学会」を6月2日、同社醸造所で開いた。

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 醸造所の完工1周年を記念して初開催。同社の各種ビールの提供のほか、醸造工程で出る「モルト粕(かす)」を食べて育った「安曇野放牧豚」の丸焼きも振る舞われ、多くの人でにぎわった。

 地域住民や希望者を対象にした工場見学も実施。さまざまなブルワリーを参考にしながら吟味を重ねて完成したという工場内はシンプルなレイアウト。ヘッドブルワーの勝山拓海さんが醸造工程を説明しながら案内した。実際に使用している麦芽を食べてみたり、大きなタンクをのぞいたりしながら、興味深そうに見入る参加者も。見学した後には、参加者からの質問に勝山さんが丁寧に応じていた。

 同社は、市内初のクラフトビール製造会社として2016(平成28)年に設立。「松本ならではのおいしいビールを造ろう」と、「ビアフェス信州クラフトビールフェスティバルin松本」の実行委員らが中心となって立ち上げた。県内外の醸造所に委託したオリジナルビールを販売しながら、当初からの目標である自社醸造を目指して奔走。2017年7月に建設地を決めた後、醸造設備を整え、昨年6月から醸造を始めた。

 同社の林幸一社長は「1年間は製造に尽力していて、見学などの要望には応えられなかった。ようやく地域の皆さんにもご覧いただくことができた」と笑顔を見せる。現在は、年に40回以上仕込みを行っているといい、「ありがたいことに、製造が追い付かないくらい。これからがビールの季節なので、より多くの方においしいビールを召し上がってもらえるように、頑張りたい」とも。

 同社のビールは、直営の本町店(中央2)、中町店(中央3)をはじめ、市内外の飲食店でも提供する。

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