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松本・中町通りにそばと郷土料理店-「草庵」が隣に新店、手打ちそばも

落ち着いた雰囲気の店内。2階は「草庵別館」として営業

落ち着いた雰囲気の店内。2階は「草庵別館」として営業

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 松本・中町通りに11月12日、そばと郷土料理を提供する「中町井say(なかまちセイ)」(松本市中央3、TEL 0263-88-5148)がオープンした。

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 店舗面積は35坪、テーブル席40席。「天神」(深志2)、まつもと市民芸術館2階のレストラン「井say」などを経営する草庵(中央3)の4店舗目となる。郷土料理を提供している「草庵」(中央3)隣のジュース店が閉店し、店舗が空いたために出店を決めた。「オーナーがずっとそば店を開きたいと思っていたので、念願の開業」と女将の山下すみ子さん。

 ランチタイムはそばや定食、単品料理を提供する。そばは厳選した松本平のそば粉を使った手打ちそば。「二八蕎麦」(800円)や季節の山の幸とマグロをのせた「山海蕎麦」(1,500円)、松本近辺で採れた雑キノコを入れた「きのこおろし蕎麦(冷)」「きのこ蕎麦(温)」(各1,400円)など。定食は郷土料理が中心で、「山賊焼き定食」「おたぐり(馬もつ煮込み)定食」(各980円)などを用意する。定食のご飯は低農薬レンゲ米と五穀米のどちらかを選べる。

 ディナータイムは「おまかせコース」(3,000円~)と単品料理を提供。「きのこおろし」(500円)、「かじか唐揚げ」(2貫、600円)、「馬刺し中トロ」(1,200円)などの郷土料理や、締めにはそばを用意する。アルコールも「一瓢」「大雪渓」などの地酒や信州産ワインを豊富にそろえる。

 野菜やキノコを採りに行ったり、米は安曇米を使用したりと、食材は地元のものを中心に使っている同店。店名の「井」は井戸からとったもの。「料理にも一役かっている井戸水の意味と、井戸の周りには人が来るので、みんなが集まって話せるような場でありたいという気持ちを込めた」と山下さん。同店2階は「草庵別館」として、宴会などにも対応できるようにしている。

 現在、「草庵」は休業しているが「スタッフが慣れ始めたので近々、営業再開の予定」と山下さん。「1人で来て飲みたい方はカウンターのある『草庵』、料理をつまみに何人かで飲むときは『中町井say』、宴会は2階の『草庵別館』という風に使い分けてもらえれば」。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時。

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