カレー食べ歩きスタンプラリー企画「松本カリーラリー」が2月17日、松本市内の飲食店など80店舗で始まった。

初回のポップアップストアで提供した「辛さ控えめインド風チキンカリー」

　参加店舗は、カレー専門店や洋食店、居酒屋、カフェ、パン店、ラーメン店など。各店を利用すると専用スタンプカードにスタンプが押される。スタンプ3個で先着300人に缶バッジ、さらに集めると15個でミニハンカチタオル、30個でトートバッグ、45個でウオーターボトルを抽選で進呈。30個以上集めた人には、数に応じてブロンド、シルバー、ゴールド、プラチナがある「松本カリーマイスター認定証」を渡す。松本カリー推進委員会実行委員長で「メーヤウ」（松本市桐2）店主・小山修さんは「認定証は初の試み。松本のカレーを食べ尽くした証として胸を張ってほしい」と笑顔を見せる。

　開催は2年ぶり9回目。今回、カレーキュレーターの松宏彰さん、カレー探検家のいよちゃんをゲストに迎えてSNSに投稿してもらい、松本の「カレー文化」の発信にも力を入れる。

　期間中の月曜は、ポップアップストア「Monday Curry Lab.」を、松本・縄手通り近くのシェアキッチン「Mr.Orange Sky（ミスターオレンジスカイ）」（大手4）に出店する。ランチタイムに週替わりの限定カレーを用意。限定カレーを食べてスタンプを4個集めた人に、冷凍パウチを進呈する。

　同店は、革製品の販売店併設のカフェとして開業し、昨年4月からカフェスペースをシェアキッチンとして営業。現在は曜日ごとにおにぎりやパンなどを提供している。店主の加藤一太さんは「週5の営業は無理でも、週1ならチャレンジしたいという人が多い。多彩なメニューを楽しむ場になれば」と話す。

　初回の19日には、メーヤウが「辛さ控えめインド風チキンカリー」を提供。通常、「5辛」の定番カレーを、「辛さを控えめにしつつ、メーヤウのチキンカリー感を出した」という。訪れた人からは「いつもは辛くて食べられないが、これなら大丈夫」という声も。小山さんは「普段提供していない限定メニューや県外からの出店、いずれ店を出したいと思っている人がチャレンジできる場にすることで、客同士、店同士の交流の場にもなれば。『カレー文化』の発信基地にしていきたい」と意気込む。

　スタンプラリーは3月31日まで。