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安曇野・穂高に自家焙煎コーヒー店「岳」 木のぬくもり感じてゆっくりと

カウンターの中にはさまざまなカップが並ぶ

カウンターの中にはさまざまなカップが並ぶ

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 自家焙煎(ばいせん)のコーヒー店「岳(ガク)」(安曇野市穂高、TEL 0263- 88-3743)が安曇野・穂高神社近くにオープンして1カ月が過ぎた。

落ち着いた雰囲気の店内

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 店主の長島剛さんと妻のクミ子さんが切り盛りする。店舗面積は約30坪。テーブルや椅子などは木製でそろえ、「カウンター越しにお客さんと会話も楽しみたい」と一枚板のカウンターも備えた。テーブル、カウンター合わせて18席のほか、犬連れも可能なテラス席4席を設ける。

 自家焙煎のコーヒーは、「岳」「穂高」と名付けた2種類のブレンド(以上450円)をはじめ、グアテマラ、エチオピア(以上500円)などを用意。ほかに、カフェオレ(550円)、コーヒーフロート(600円)、紅茶(450円)などもある。カウンターの中には30種類ほどのカップがあり、剛さんが集めたものや、シラカバをくり抜いたフィンランドのククサなどから好きなものを選べる。

 フードは、煮込みハンバーグに安曇野の「パンカルモ」のパンが付く「パンプレートセット」(1,100円)と「キーマカレー」(1,200円)を提供する。デザートは、近くにあるケーキ店「アレグリア」のケーキにアイスクリームを添えた「ケーキプレート」(850円)のほか、自家製のスイーツがあることも。

 2人は今年6月に埼玉県から移住。剛さんは学生の頃から山好きで、ときどき登山に来ることもあり、安曇野周辺に住みたいと考えていたという。中学校教諭を早期退職し、講座に通ったり、近くのカフェで働いたりしながらコーヒーの焙煎を学んだ。2年前に駐車場だった土地を購入。家づくりの雑誌を見て地元の建築士や工務店を探したという。クミ子さんは「コロナの影響もあって時間はかかったが、周りの皆さんが本当に良くしてくれた。たくさん助けてもらって、ようやくここまで来ることができた」と笑顔を見せる。

 店内には、剛さんが撮影した山岳写真や、同僚だった美術教諭に描いてもらったという山岳風景の絵画を飾る。店のロゴは、槍ヶ岳と常念岳をモチーフにした。「新鮮なコーヒーを木のぬくもり感じる空間でゆっくり楽しんでほしい」と剛さんは話す。

 営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。

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