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御嶽海関3回目の優勝&大関昇進、松本でもお祝い 「応援届いた」と喜びの声

幕内優勝と大関昇進を「Wお祝い」

幕内優勝と大関昇進を「Wお祝い」

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 大相撲初場所で3度目の優勝を果たした御嶽海関が大関に昇進し、広域松本圏でも喜びの声が広がっている。

御嶽海関をモチーフにした「信州安曇野田んぼアート」の様子

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 御嶽海関は、長野県木曽郡上松町出身。県内出身の大関が誕生するのは、江戸時代に活躍した旧大石村(現東御市)出身の雷電以来227年ぶりとなる。上松町は、県内の区分では松本周辺と同じ中信エリアになることもあり、御嶽海関を応援する人も多い。優勝を決めた1月23日、日本相撲協会審判部が臨時理事会の招集を要請したことから大関昇進が確実になり、松本周辺でも「Wお祝い」ムードが日に日に高まってきた。

 信濃毎日新聞は、優勝を報じた23日に続いて、26日にも「大関御嶽海誕生」の見出しで号外を発行した。井上百貨店本店(松本市深志2)とアイシティ21(山形村)では、優勝を祝う花束を設置。「祝 御嶽海関 優勝」の文字は、26日に「祝 御嶽海関 幕内優勝 大関昇進」に変えた。

 昨年6月19日~10月3日に開催した「信州安曇野田んぼアート」は御嶽海関がモチーフ。「がんばれ!御嶽海!」というメッセージと共に立ち合い前に構える御嶽海関の姿を色が異なる7種類の稲を使って描いた。新型コロナ禍で団体客の利用がほぼない中、期間中は約3万8000人が来場。稲の生育と共に色合いが変化していくこともあり、リピーターも多かったという。

 展望台には、少年時代の写真の展示や、応援メッセージを書き込めるボードも用意。「御嶽海大関なれるように頑張れ!」「めざせ大関!」「早く大関になってくれ!」(原文ママ)などの願いが現実となった。実行委員会事務局は「応援する気持ちが届いたと、スタッフ一同も喜んでいる」と話す。

 毎場所、「星取り連動企画」を実施している王滝グループでは現在、「おおたき総本店」「王滝安曇野店」「あっちゃん村井本店」「あっちゃん安曇野IC店」の4店舗でLINE会員向けの割引サービスを行っている(26日まで)。前日までの勝ち星の数に10を加えたパーセントを割り引くため、24日からは23%引きに。店内利用のほか、テークアウトにも対応する。同グループ広報担当者は「御嶽海関が活躍すると割引率も上がるので、1回目、2回目の優勝時も盛況だった。今回も反響が大きい」と話す。今月29日からは大関昇進を祝う企画を開催予定で、準備を進めている。

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