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松本で地元画家が個展「よるのうた」 画集刊行に合わせ「歌と音」テーマに

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、画家・小沢夏美さんによる個展「よるのうた」が開催されている。

「夜」をイメージしたレイアウト

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 先月刊行した小沢さん2冊目となる画集「よるのうた」の原画をメインに、Tシャツやブローチなどを含め約80点を展示する。「歌と音」をテーマにした画集に合わせ、さまざまなアイテムに描かれているのは、楽器を持つ動物たち。定番のネコバッジも、歌う表情を描いた。

 「音楽は好きだが、自分の表現とは違う。でも、ずっと憧れがある」と小沢さん。画集では、歌や音楽を絵で表現しようと試みたという。巻末には役者で音楽家の片岡正二郎さんが文章を添える。「歌っている方にお願いしたかった。絵を見ていただき、返ってきたものが『お話』だったので驚いた」

 日傘は初めて挑戦したアイテム。一周ぐるりと描ける傘ならではの形状を生かし、羽ばたく鳥などを染料で描いた。「松本では使っている人も多いし、ずっと作ってみたかった」と小沢さん。展示開始の2週間前に、絵を描くことができる日傘を取り寄せて制作。「パッと開いたときの感じを大事にした。実は、初日はまだ描いていて、ギリギリ間に合った」と笑顔を見せる。

 小沢さんは塩尻市出身。17歳の時に画家を志望し、美術大学の通信教育で勉強を始め、2001年に初めてグループ展に参加。2010年からは女性作家6人のユニット「PomPom(ポムポム)」の活動も開始。地元を中心に、さまざまな活動を行っている。

 レイアウトも工夫し、ギャラリーを対角線上で区切って「夜」と「昼」をイメージしたという。「どちらの空間も楽しんでほしい。ふと音楽を感じてもらえれば」

 価格は、画集=2,800円、ブローチ=1,500円、額付き絵=1万2,000円~、日傘=1万8,000円など。営業時間は11時~20時。火曜、第1・第3・第5月曜定休(18日は営業、20日は休業)。7月31日まで。

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