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松本・浅間温泉で刺しゅう作家が個展 脱力感とユーモアある作品300点超

会期中にアイテムの追加も予定しているという

会期中にアイテムの追加も予定しているという

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 刺しゅう作家・slowth(スロース)さんの個展「SKETCH 3」が現在、「手紙舎 文箱(ふばこ)」(松本市浅間温泉1、TEL 0263-87-2716)で開催されている。

ユニークなトートバッグも

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 Tシャツやスエットをはじめ、ニット帽、トートバッグ、サコッシュ、キーホルダーなど300点以上を展示する。ミシンを用いて施す刺しゅうは、脱力感とユーモアを感じさせるデザインを意識しているという。パンを抱えたり持ち上げたりしている人や、プロレスや登山をモチーフにした物のほか、同展に合わせて、雷鳥や特急「あずさ」、浅間山など長野県を題材にした物も用意する。同店の北村葉納さんは「思わずくすっと笑ってしまうところが魅力。細かいところまで見てほしい」と話す。

 スロースさんは関西を拠点に、イベント出店やネット販売などを行っている。2019年に同店を運営する「手紙社」(東京都調布市)が主催するイベント「布博」に出店したことがきっかけで、同社の東京と前橋の店舗で個展を開催。今回が3回目の展示となる。「前回、前橋限定で作っていただいたデザインがあり、長野県をモチーフにした物も見たいと思って依頼した」と北村さん。1年ほど前から、「地元の人が喜んでくれるような物」「炎上せず、ユーモアとして楽しんでもらえる物」を意識し、相談しながら準備を進めてきた。

 キーホルダーとセットにして臨場感のあるプロレスリングが表現できるトートバッグや、折り方でデザインの見え方が変わるニット帽など、ユニークなアイテムもあり、見比べて悩む来場者も多いという。一点物が中心で、特に長野県を題材にしたアイテムは人気で完売した物も。「普段はオーダーがメインなので、これだけそろうのは珍しい。刺しゅうに込められたストーリーを想像して楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 作品は全て販売する。価格は、Tシャツ=5,500円、トートバッグ=3,630円~、キーホルダー=3,300円~など。営業時間は10時~16時30分(土曜・日曜は17時30分まで)。火曜・水曜定休。12月16日まで。

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