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松本で「短動祭」、10秒以内の動画募集 「マツモト建築芸術祭」プレイベントで

会場の「上土シネマ」。「マツモト建築芸術祭」ではインフォメーションセンターとして活用

会場の「上土シネマ」。「マツモト建築芸術祭」ではインフォメーションセンターとして活用

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 松本市内で2月に開催される「マツモト建築芸術祭」のプレイベントとして、投稿型動画フェスティバル「短動祭 MATSUMOTO nano movie festival」が1月20日~22日、「上土シネマ」(松本市大手4)で開かれる。現在、上映する動画を募集している。

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 動画は10秒以内で、撮影時期や場所、テーマは問わない。1人何点でも応募可能。投稿はウェブサイトで受け付ける。締め切りは1月17日。

 集めた動画は、基本的に全てつなぎ合わせて1本にして上映する。実行委員会広報担当の中本恵子さんは「これから撮っても、スマホの中に残っている動画から選んでもOKなので気軽に投稿してほしい」と話す。

 昨年初開催した「マツモト建築芸術祭」は、延べ6万5000人以上が来場。「かつての繁栄の名残のようなもの、普段の暮らしの中に存在する『名もなき建築』にも光を当て、価値を再認識、再生する」ことを目指して、市内の古い建物群を会場にアート作品を展示した。今年は2月4日~26日に開催。現在、ボランティアやオフィシャルパートナーも募集している。

 「短動祭」はプレイベントとして初めて企画した。「今は気軽に動画を撮影できるが、撮った時は特別な瞬間でも、時間がたてば大量のデータの中に埋もれていき、価値が見失われていく。そういう意味で、古きにアクセスして価値を見いだす行為は、芸術祭のテーマとも通じる」と中本さん。

 会場の「上土シネマ」は2008(平成20)年に閉館し、2016(平成28)年に「松本市近代遺産」に登録された。「マツモト建築芸術祭」ではインフォメーションセンターとして活用している。「今回は実験的な試みだが、多くの人に見てもらうことで新たな価値が生まれることを期待している。建築も味わいながら、楽しんでもらえれば」とも。

 開催時間は11時~19時。入場無料。問い合わせは同実行委員会(TEL 0263-87-8631)まで。

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