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松本・開智にカフェ「144」 プラモデル好きの店主が開業、「ものづくり楽しむ」

「プラモデル好きの交流の場としてだけではなく、観光客や地域の人にも気軽に立ち寄ってもらいたい」と赤羽さん夫婦

「プラモデル好きの交流の場としてだけではなく、観光客や地域の人にも気軽に立ち寄ってもらいたい」と赤羽さん夫婦

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 プラモデル作りを楽しめる「カフェ144(イチヨンヨン)」(TEL 080-2108-1359)が国宝松本城北側、開智小学校近くのコミュニティースペース「城町文庫」(松本市開智1)の2階に12月15日、オープンした。

店内の様子

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 店主の赤羽秀弘さんと妻の昌子さんが切り盛りする。店舗面積は約10坪。店内の壁は、「機動戦士ガンダム」をイメージした黄色、赤、青の配色にし、棚には「ガンプラ」と本を並べる。席数はテーブルとカウンター合わせて14席。

 メニューは、スパイスから調合したチキンカレー(900円)、スコーン(小豆、くるみ、ミックス)、「豆乳甘酒」(以上500円)、ビール(700円)など。「料理と一緒に撮影できるように」と、プラモデルの貸し出しサービスを付ける「黒い三連水ようかん」やブレンドコーヒー(以上500円)などは、アニメのワンシーンを連想させる盛り付けにしたり、有名なキャラクターに合わせてカップを変更できるようにしたりと、「ガンダム」好きならではのメニューにした。

 ニッパーやピンセット、デザインナイフなど、作業に必要な工具の貸し出し(1,000円~)も行う。店内では、においや粉じんが出ない場合プラモデルを作ることができるが、今月中に隣接するスペースには工作室を設ける予定。秀弘さんは「工作室には専用の塗装ブースも置く。今後は、参加型の催し物にも力を入れたい」と話す。現在、「赤いメカ」をテーマにした展示会に向けて作品を募集している。

 普段は、2013(平成25)年に立ち上げた「ミヨシヤ」(蟻ケ崎6)で、ソーラー発電機の設計・製作などを手がけている秀弘さん。子どもの頃からものづくりが好きで、中学生の時にガンプラと出合い、それ以来作品を作り続けてきた。以前から「ものづくりの楽しさを共有できる場所を作りたい」とカフェと工作室の店を構想。物件が見つかり、昨年8月にはクラウドファンディングで資金支援を募集し、準備を進めてきた。

 11月にプレオープン。プラモデル好きなマニアは全体の2割ほどで、ほどんどが一般の客だという。「プラモデル好きの交流の場としてだけではなく、松本城と開智小学校の間という立地を生かし、観光客や地域の人が気軽に立ち寄れる店にしていきたい」とも。

 営業時間は金曜~月曜11時30分~17時。

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