食べる 暮らす・働く

「キムタクごはん」ポテトチップス カルビー×長野県、塩尻の給食メニュー商品化

「ポテトチップス キムたくごはん味」

「ポテトチップス キムたくごはん味」

  • 154

  •  

 塩尻市の学校給食として考案された「キムタクごはん」の味を再現した「ポテトチップス キムたくごはん味」が県内を含む関東・東北地方など16都県の店舗で現在、販売されている。

[広告]

 カルビー(東京都千代田区)が、各都道府県の自治体などと共同で取り組む「ラブ ジャパン」プロジェクトの一環で、「長野県の味」として商品化した。「キムタクごはん」は豚キムチとたくあんのまぜご飯。2002年に同市内の学校給食として考案され、ネーミングのユニークさからこれまでもメディアなどで取り上げられ、話題になっている。

 同社担当と県職員がアイデアを出す中で「キムタクごはん」と「山賊焼き」が最終候補に残った。県観光部ブランド推進室室長の塩川吉郎さんは「名前のインパクト、話題性の高さが決め手になった」と話す。開発は、たくあんの風味を出すのが難しく、試作を何十回も重ねる苦労も。パッケージには、給食の時間をイメージした柄をデザインした。

 「子どもたちの漬物離れが進む中、漬物を気軽においしく食べてもらいたい」と考案されたキムタクご飯。これまでも「キムたくチャーハンむすび」としてコンビニで販売されたり、他地域の給食メニューに登場したりと思わぬ広がりを見せてきた。

 同市こども教育部教育総務課学校給食係の田中学さんは「キムチの辛さとたくあんの甘さのバランスをうまく再現している」と話す。市内の小学校で試食を行った際、給食で「本物」を食べている子どもたちにも好評だったという。「開発を担当した栄養士も、メニューの広がりに喜んでいる。これからもいろいろな形で進化して、塩尻市のアピールにもつなげていければ」とも。

 オープン価格で、55グラム入り1袋120円前後。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース