松本・大名町のはんこ店「木下製印社」（松本市大手3、 TEL 0263-32-2665）で2014FIFAサッカーワールドカップ（W杯）応援企画として、出場選手と同姓の人が印鑑を注文すると割引するサービスを行っている。

　対象となるのは、個人の銀行印、実印などのオーダー印鑑で3,000円以上の商品。今大会の日本代表選手23人と同姓の人が注文する場合に割引サービスを行う。齋藤学選手の「齋藤」は、「齊」「斎」「斉」の文字もOK。同姓であれば、女性などに使われる下の名前での製作も行う。

　日本チームが勝ち進むと割引率が上がる。現在は1割引きだが、決勝トーナメント進出で2割、ベスト4進出で3割、決勝進出で4割引きとなり、優勝すると半額に。「点が取れるチームだと思うので、きっと勝ち進んでくれるはず」と同社の木下匡晃社長。

　同社は1945（昭和20）年創業の老舗はんこ専門店。1955（同30）年に現在の場所に移転し、3代目となる木下さんがオーダーメードで彫刻している。店内には100円のものから、象牙ハード材を使った15万円のものまで、さまざまな商品が並ぶ。「何か応援できればと思い、初めて企画した」と木下社長。「前大会でかなわなかったベスト8へは行ってほしい」と期待を寄せる。

　営業時間は8時30分～19時（土曜は10時～17時）。日曜・祝日定休。「W杯割」の受注は7月14日まで。