プレスリリース

信州でよもぎを育てるYOMOGI BASE、『全国薬草フェスティバルinひだ2026』に出展決定 “ネクスト抹茶”と呼ばれる、日本のよもぎ。

リリース発行企業:合同会社YOMOGI BASE

情報提供:

全国薬草フェスティバルinひだ
2026年9月12日(土)・13日(日)、岐阜県飛騨市にて「全国薬草フェスティバル in ひだ」が開催されます。
本イベントは、薬草の普及や全国の薬草関係者との交流を目的に開催される、薬草文化を未来へつなぐ祭典です。2024年から「全国薬草フェスティバル」として規模を拡大し、今回は全国から約150団体が集まり、「薬草のある暮らし」をテーマに、薬草・野草・ハーブに関する展示販売、ワークショップ、講演、体験企画などが行われます。
会場は飛騨市古川町を中心に、薬草に触れ、味わい、学ぶことができる多彩な企画が予定されています。
YOMOGI BASEも出展し、信州で育てるよもぎを通じて、日本人の暮らしに寄り添ってきたよもぎの魅力をお伝えします。

よもぎを単なる素材ではなく、受け継いでいく文化として未来へつなぐために。全国の薬草に関わる方々と交流しながら、よもぎの可能性を発信してまいります。

イベントの詳細については、以下のページをご覧ください。

詳細ページはこちら

よもぎがネクスト抹茶と言われていること

左から生のよもぎ、乾燥よもぎ、もぐさ


抹茶に続く和素材として注目が集まるよもぎ。けれど、その国産の担い手は、静かに減り続けています。よもぎは「ブームとして消費されるか、文化として受け継がれるか」の分かれ道にいる。

信州でよもぎを育てる鍼灸師・矢澤が、業界の未来と、暮らしへの取り入れ方を綴ります。
信州でよもぎの栽培から製品づくりまでを手がける YOMOGI BASE(所在地:長野県諏訪市、代表:[矢澤宏樹])は、近年広がる「よもぎ=ネクスト抹茶」という見方に対し、
“ブームとしてでなく、日本の文化として受け継ぐ”ための提言をします。

代表で鍼灸師の矢澤は、よもぎが草餅・よもぎ湯・お灸として古くから日本の暮らしにあった植物であること、そしてその国産の担い手がいま静かに減っていることを挙げ、「よもぎ業界をみんなで育て、よもぎを暮らしに取り入れていくこと」を呼びかけます。

タピオカは、どこへ行ったのでしょう
数年前、街のあちこちにあった、タピオカのお店を覚えていますか。いま、その多くは、姿を消しました。ブームとは、そういうものです。一気に来て、静かに去る。
近ごろ、「よもぎは次の抹茶だ」という言葉を、見かけるようになりました。抹茶に続く和素材として、よもぎに光が当たりはじめている。

ありがたいことのはずです。けれど、この言葉には、見落とされがちな問いが、ひとつ隠れています。

ブームが去ったあと、よもぎには、何が残るのでしょうか。
よもぎは、「次の抹茶」ではありません。

まず、ひとつだけ確かめさせてください。よもぎは、抹茶の“代わり”に生まれた、新しい素材ではありません。
日本では、ずっと昔から、よもぎがそばにありました。春には摘んで草餅にして食べ、湯に浮かべて体を温め、その葉の裏の細かな毛を集めて「もぐさ」にし、お灸として使ってきました。抹茶に抹茶の歴史があるように、よもぎには、よもぎ自身の長い歴史と文化があります。
よもぎは、“次の”何かではなく、ずっと日本にあった。この順番を取り違えると、大切なことを、見誤ってしまう気がするのです。

いま、国産のよもぎは、減っています
注目が集まる一方で、あまり知られていない事実があります。国産のよもぎを育てる担い手が、静かに減っているということです。

お灸に使う「もぐさ」は、よもぎからできています。
けれど国産のよもぎは、手間がかかるわりに、高くは売れない。安く大量に手に入るものがあれば、どうしてもそちらへ流れていく。担い手が減り、畑が減り、気づけば「日本のよもぎ」を日本で育てる土台そのものが、細くなっていきます。

これは、一つの会社の心配ごとではありません。日本の食や養生の文化が、その足元から静かに痩せていく、という話です。

なぜ、私がこれにこだわるのか
申し遅れました。私は、鍼灸師です。そしていま、信州で、よもぎを育てています。
正直に言えば、新人のころの私は、お灸を「効かない」と思っていました。それが変わったのは、眠れないと言う九十七歳のおばあちゃんに、そっとお灸を据えた日のこと。彼女が、本当に嬉しそうな顔をしてくれました。ただ、あの人が喜んでくれたことだけは、本当でした。

その原料であるよもぎが消えかけていると知ったとき、これは他人事ではない、と思いました。だから私は、よもぎを“買う”のではなく、自分で“育てる”ことを選び、いま畑に立っています。

なぜ、ブームのままでは、いけないのか
ブームは、「量」を求めます。多くの人が一度に欲しがれば、たくさん・安く作れる者が強い。けれど国産のよもぎは、量と安さの勝負では、勝てません。その土俵に乗った瞬間に、負けが決まってしまう。
そして、ブームは去ります。去ったあとに、より安いものへ畑が置き換わっていれば、残るのは「よもぎを育てる理由を失った土地」です。守りたかったものと、逆のことが起きてしまう。

これが、私が「ネクスト抹茶」という言葉の前で、いちど立ち止まってしまう理由です。

残る道は、「量」ではなく「文化」
では、どうすればいいのか。抹茶が世界に届いたのは、量で押し切ったからではありません。長い時間をかけて、文化として根づいてきたからです。緑茶が日本の食卓から消えないのも、きっと同じ理由でしょう。
よもぎも、同じ道でしか残らない、と私は考えています。誰が、どこで、どんな想いで育てたのか。ワインの「テロワール」のように、その背景ごと、価値になっていく。安さではなく、物語と信頼で選ばれていく。それが、ブームの次に文化を残す道だと、信じています。

一社だけでは、文化は残せません
ここで、正直に、申し上げたいことがあります。私ひとりが、丁寧によもぎを育てるだけでは、よもぎの文化は、残りません。
文化は、育てる人が増え、使う人が増え、伝える人が増えて、はじめて残っていくものです。だから私は、よもぎ業界を独り占めしたいとは、まったく思っていません。むしろ、逆です。

よもぎに関わる人に、もっと増えてほしい。よもぎ蒸しのお店も、よもぎを使う作り手も、伝えてくださるみなさんも、いっしょに、この文化を次の世代へ手渡していく仲間だと思っています。
きれいな話に、するつもりはありません。信州の私の畑も、まだ一年目です。使われなくなっていた土地を、少しずつ畑に戻している、その最中。種は、雑草に負けました。うまくいくかは、正直、わかりません。それでも、やっています。だからこそ、ひとりでは無理だと、心から思うのです。

よもぎを、暮らしのなかに
最後に、この文章を読んでくださった、あなたへ。
むずかしいことは、いりません。春の道ばたによもぎを見つけたら、少し立ち止まってみる。お茶に、お風呂に、香りに、暮らしのどこかへ、よもぎをひとつ、迎えてみる。その小さな一歩の積み重ねが、“ブーム”を、“文化”に変えていきます。

もし、道ばたで摘むのがむずかしければ。
私たちも、信州で育てたよもぎを、暮らしに迎えやすい形にしてお届けしています。けれど、うちのものでなくても、かまいません。あなたの暮らしに、よもぎがひとつ増えること。願っているのは、ただ、それだけです。

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よもぎは、「ネクスト抹茶」ではありません。

よもぎは、よもぎです。

使う人も、伝える人も増えている、いまだからこそ、
よもぎ業界を、これから一緒に育てていきませんか。
そして、よかったら、よもぎを、あなたの暮らしのなかに、取り入れてみませんか。


よもぎ、暮らし、養生。
こころに、余白を。
YOMOGI BASE 代表矢澤

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収穫したよもぎ



芽が出てきたよもぎ



よもぎ化粧品



よもぎのお香



合同会社YOMOGI BASE
YOMOGI BASE は、よもぎで暮らしと養生を創る会社です。

私たちは、古くから日本人の暮らしに寄り添ってきた植物「よもぎ」を軸に、化粧水・バーム・お香・よもぎ蒸し用よもぎ・よもぎティーといった商品を、信州の自社栽培から一貫して手がけています。
目指しているのは、単なる自然派の商品づくりではありません。よもぎを通して、慌ただしい毎日のなかに「自分自身と向き合う数分間の余白」を思い出すこと。それが私たちの一貫したテーマです。

よもぎ、暮らし、養生。
こころに、余白を。

事業の根っこにあるのは、地域への視点です。
信州のよもぎという地域資源を活かし、栽培から販売までを地域内で循環させることで、地域の課題解決と、そこに暮らす人の心身の健康、そして地域経済のめぐりに貢献したい。
畑での栽培体験や、よもぎを囲むコミュニティづくりも、その一環として広げています。

これからも YOMOGI BASE は、よもぎという一つの植物を通して、暮らしと養生の文化を少しずつ育てていきます。

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