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松本・中町のギャラリーで「白と藍」展 江戸~昭和の器、表情の違い楽しんで

江戸から昭和初期の器が並ぶギャラリー内

江戸から昭和初期の器が並ぶギャラリー内

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 大正時代を中心に、江戸から昭和初期の器を展示する「白と藍 古き善き美しい白と藍の器との出会い」が現在、松本・中町のギャラリー&ショップ「手仕事商會(しょうかい)すぐり」(松本市中央3、TEL 0263-33-7736)で開催されている。

大正時代の器

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 豆皿から大皿まで大小さまざまな皿をはじめ、丼や急須、漆器など、300点以上を展示。古道具をメインに、中には未使用品もある。

 縁起物の絵柄が施された器は、大正から昭和初期のものが多い。濃いブラウンとベージュの配色の手まり獅子(しし)の茶わん、桜とウグイスの小皿のほか、一枚一枚手描きされた鶴と松の大皿も。店主の木内文嘉さんは「それぞれ異なった表情を楽しむことができる。古いものを一つ取り入れるだけで、食卓に深みと味が出る」と話す。

 ガラスの器も幅広く用意する。大正時代の「氷コップ」は、少し白みがかり、厚みのあるフォルムが特徴。「昭和レトロシリーズ」と題したコーナーには、ブルーの皿やピンクのグラスをディスプレーする。ほか、「工房利斧rifu」(今井)の村山洋子さんが手がける、藍染めのワンピースやTシャツ、ブラウス、ズボンなども置く。

 同店ではこれまで「白と藍」をテーマに、器のほか、服や手まりの展示も開催。今回は2年ぶりで、つながりのあった骨董品のコレクターにセレクトを依頼した。かわいいものが好きな木内さんに合わせ、動物柄のものを多く提案してくれたという。「涼しげな白と藍を感じながら、お気に入りを見つけてもらいたい」とも。

 価格は、豆皿・小皿=1,000円前後。営業時間は11時~17時。水曜定休。9月19日まで。

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