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地元の魅力をあらためて知る「松本おさんぽツアー」 少人数で月2回

昭和初期に建てられた薬局を改装した「ミナ ペルホネン 松本店」を眺める様子

昭和初期に建てられた薬局を改装した「ミナ ペルホネン 松本店」を眺める様子

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 地元の魅力をあらためて知る「松本おさんぽツアー」が、5月20日から松本市街地で行われている。主催は一般財団法人「松本ヘルス・ラボ」(松本市中央1)。

「松本おさんぽツアー」案内役の曽根原さん

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 ツアーは、地域の魅力の再発見をテーマに、中心市街地を2時間程度歩くコースを設定。地元の人を対象に、少人数で月2回開催する。ガイド役は昨年、松本の商品と空気を詰めた「ほっかり松本おさんぽ便」を企画した曽根原和花さんが務める。

 5月25日は、六九商店街から裏町方面を目指すコースを歩いた。曽根原さんは、通りの由来を説明したり、参加者からの質問に答えたりしながら誘導。老舗あめ店「山屋御飴所(おんあめどころ)」に立ち寄って松本にあめ店が多い理由を聞いたり、湧き水スポットで水をくんだりと、興味のあることをピックアップしながら、参加者のペースでゆっくりと進んだ。古い外観の店の前で足を止め、写真を撮る姿も見られた。

 終点は裏町を予定していたが、寄り道が多く、この日は途中で終了。最後に曽根原さんがコースのポイントをまとめた地図を参加者に渡した。「皆さんのペースに合わせて歩くので、日によっては途中で終わることもある。行けなかったところには、またあらためて出向いてもらえれば」

 同ラボは、コロナ禍でこれまで実施していたバスツアーを中止にし、代わりに近場で楽しめる企画を検討。「おさんぽ便」で地域の魅力を発信する曽根原さんにガイド役を依頼した。コースは月替わりで、同ラボスタッフと曽根原さんが相談しながら考えているという。同ラボ専務理事の降旗克弥さんは「身近にあるものには意外と気付かない。あらためて松本が魅力にあふれた人やもの、資源の宝庫だということを知る機会になれば」と話す。

 6月は11日・17日に開催予定。定員は各回5人で、参加無料。申し込みは同ラボ(TEL 0263-39-1139)まで。

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