松本・中町に「酒肴 車」 蔵造りの建物2階、家のようにくつろげる空間に

落ち着いた雰囲気の店内

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 松本・中町に4月5日、居酒屋「酒肴 車」(松本市中央3、TEL 0263-88-9010)がオープンした。

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 「蔵久中町店」が入る蔵造りの建物の2階で、店舗面積は約20坪、席数はテーブル・カウンター合わせて15席。以前、住居として使われていたため、欄間や床の間はそのまま生かし、階段だんすや振り子時計などを置き、和のアンティークな雰囲気に仕上げた。多めのお通し(1,000円)を用意し、「料理ができるまで、お酒とゆっくり楽しんでもらえれば」と店主の宮澤正さん。

 メニューは、和洋中にこだわらず酒に合うものを用意する。「しっとりローストポーク」(150グラム、800円)や、「地元旬野菜の素焼きとろ~りチーズがけ」(900円)のほか、「馬刺し」(1,200円)、「信州珍味の盛り合わせ」(900円)など地元の名物も。旬の魚や野菜を使ったものは「本日のおすすめ」として提供する。松本・島立で20年ほど飲食店を営んでいた宮澤さん。そのうち、10年は沖縄料理を提供していたこともあり、海ブドウや豆腐ようなども並ぶ。

 ビールは「オリオンドラフトビール」(ジョッキ=600円、グラス=450円)、日本酒は「大信州」や「川中島」(以上500円)など地酒をそろえる。ほかに、ワイン、ウイスキー、オリジナルかめ貯蔵の「泡盛」(450円)なども。ランチタイムには、定食や丼ものを用意する。

 宮澤さんの父親が、1972(昭和47)年に大手で「車」を創業。その後中町、松本駅前と移転しながら27年間営業をしてきたという。「高校生から20歳くらいまでの時期を過ごした中町。いつかこの辺りで店を持ちたいと思っていた」と宮澤さん。「先代とお客さまへの恩返しになれば」と店名を復活させた。「細い路地の途中、ひっそりとある店。靴を脱いで家に上がる感覚でくつろげる空間にしたい」とも。

 営業時間は、平日=17時~24時、土曜=11時30分~24時、日曜・祝日=11時30分~22時。

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