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松本市美術館でグループ写真展「我風展」 11人の多彩な作品並ぶ

展示の様子

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 松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)2階のギャラリーAで現在、グループ写真展「我風展」が開催されている。

壁面にそれぞれの個性を感じる空間が

 松本・安曇野地域を中心にした20代~80代の11人が参加するグループ展。出展するのは、アラカワヒロシさん、有賀文香さん、大平滋子さん、中田あきらさん、ホンダアヤノさん、青木古道さんと、初参加となる角次郎さん、もりふじまいこさん、柴田直明さん、田中敦子さん、小岩井貴之さん。それぞれがギャラリー内に割り当てられた壁面を使い、個性的な空間を演出。人物、風景、動植物など被写体やジャンル、表現方法もさまざまな作品が並ぶ。

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 最年長・80歳の角次郎さんは、撮影した写真をパソコンで加工。構図や文様を変形・変換機能で整え、色彩や濃淡の調整も行っている。埼玉県在住のもりふじさんは、三島由紀夫の長編小説「豊穣の海」4部作をモチーフにした作品を出展。一昨年に行われた同展に、友人の作品を見るために足を運んだことがきっかけで自身も写真を始めたという。

 小岩井さんの作品は、ビールの空き缶を加工して撮影したピンホール写真。2008年から3年ほど制作したものの中から、2010年ごろの作品6点を展示する。「見たままを写すのではなく、予測がつかないところに面白さがある」と小岩井さん。

 アラカワさんと大平さんとが中心となり2012年の秋にグループを発足。翌年からスタートした同展は今回で4回目。各自がどのような展示をするかはメンバーも当日まで分からず、実際に目にして受ける刺激も多いという。「普通は『ありえない』と言われるようなことでも、それぞれの世界観を否定せず、賛否両論ある環境を大切にしたい」とアラカワさん。「うまく撮るのではなく、うまく伝えようとする姿勢が大事だと思う。『自分を表現できる場』として、写真文化の発展に結び付いていけばうれしい」と大平さん。

 開館時間は9時~17時。入場無料。5月15日まで。期間中、メンバーが交代で在廊を予定する。 

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