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ペーパークラフト「松本城」登場-地元の紙卸会社が2年かけ企画

ペーパークラフト「松本城」

ペーパークラフト「松本城」

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 印刷用紙や包装資材などを扱う大徳紙商事(松本市笹賀、TEL 0263-58-4680)は10月6日、ペーパークラフト「国宝松本城」を発売した。

「松本城」をややアップで見る

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 同商品は厚紙製で、約400分の1サイズ、約18センチ×20センチ×16.5センチ(本体)。本体は天守、辰巳附櫓(たつみつけやぐら)・月見櫓、乾(いぬい)小天守の3部分から成り、台座と看板(日本語・英語の2バージョン)と組み立て方説明書が付く。説明書の裏には、Q&A方式で松本城を紹介する「かわら版松本」を載せる。対象年齢は12歳以上で、組み立て時間の目安は約90分。

 同社でペーパークラフト商品を発売するのは初めて。「全国各地の同業者が、地元ならではのものでペーパークラフトを作っていると聞き、松本ならやはり松本城だと思った」と同社営業部課長の古畑泰明さん。2年ほど前に企画を立ち上げ、少しずつ準備を進めてきた。図面は専門業者に依頼したが、色合いなどは同社で調整。松本城管理事務局に出向き、実際に見てもらうなど細部にも気を遣い、本体の3つの部分のつなぎ目や、窓の差し込み部分などにもこだわった。パッケージがA4サイズに収まるように、台紙の大きさも工夫した。

 今月6日~8日に松本城公園で行われた「そば祭り」に合わせて1000部を製作。3日間で600部を売り上げた。「一般向けに販売する商品をこれまでほとんど出したことがなかったので、不安もあったが、手応えを感じることができた」と古畑さん。今後は、松本城の売店や市内の公共施設、土産物店などでの販売拡大を目指す。「松本土産の一つとして浸透していけばうれしい」とも。

 価格は1,000円。同社1階の「Kami Labo」で販売している。

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