プレスリリース

Ambient Dimensions Vol.3 NISSIN FURNITURE CRAFTERS ── 自然の気配と溶け合う、暮らしの空間 ──

リリース発行企業:株式会社SyuRo

情報提供:




会場:SAMNICON [長野県北佐久郡御代田町塩野482-10]
会期:2026年11月6日(金)〜12月20日(日) 
   ※月・火・水定休 営業時間:11:00〜18:00

オープニング・トーク&レセプション ※どなた様もご参加いただけます。
11月7日(土) 13:00〜17:00/14:00〜トーク


長野県北佐久郡御代田町にて、日々の暮らしに寄り添うインテリア全般を提案しているギャラリー「SAMNICON (サムニコン)」は、2026年7月10日(金)から12月20日(日)にかけ、プロダクトデザイナー、松岡智之がデザインを手がける日本屈指の家具プランド3社(匠工芸、広松木工、日進木工)と、リレー形式の特別なエキシビション・シリーズを開催しています。

シリーズ第三弾となる本展では、2026年11月6日(金)から12月20日(日)まで、岐阜県高山市で「飛騨の家具」として80年にわたり木製家具の製造を続ける日進木工をご紹介します。

創業80周年。受け継いだ技術をこれからの家具へ。 新コレクション「Ballett」を披露。
日進木工は、飛騨の木工技術を礎に、現代の暮らしに寄り添う家具をつくり続けてきました。
今回紹介するのは、創業80周年を機に生まれた新コレクション、松岡智之がデザインを手がけた「Ballett」です。身体的な心地よさだけでなく、人との距離や空間の「間」までを考えたリビングチェア。ひとつひとつが独立した椅子でありながら、並べることでひとつのまとまりをつくるその姿には、バレエのソロと群舞のように、個と全体が共存する美しさがあります。
また、松岡と日進木工は、これまでも「CHORUS」をはじめ、デザインと技術を行き来しながら家具づくりを行ってきました。デザインから生まれたアイデアが、日進木工の技術や職人の手仕事によって家具として形になっていく。その協働の経験は、今回の「Ballett」にもつながっています。

日進木工の80周年を祝うオープニングトークとレセプションを開催。飛騨野菜を用いた創作和食とともに。
会期初日の11月7日(土)には、日進木工、松岡智之、SAMNICONを主宰する宇南山加子の3者によるオープニングトークを開催します。家具の開発やデザイン、インテリアスタイリングをテーマに、それぞれの視点から、デザインとものづくりが交わるプロセスについて語ります。トーク後のレセプションでは、飛騨高山の創作料理屋「こより」による料理をご用意します。

全国の取扱店で「Ballett」を展開。各地でサテライトイベントを開催。
また会期に合わせて、「Ballett」は日進木工の全国の取り扱い店舗でも展開されます。80周年を迎えた日進木工が提案する新しい家具を、各地の取り扱い店舗で実際にご覧いただける機会となります。


Ambient Dimensions ──Vol.3 NISSIN FURNITURE CRAFTERS

デザインとの対話から生まれる、これからの家具
日進木工と松岡智之の協働は、2018年頃に始まりました。北欧での生活を経験し、日本の木工や家具についても深い理解を持つ松岡と、飛騨に受け継がれてきた木工技術を礎に、軽やかで現代的な家具を追求してきた日進木工。異なる視点を持つ両者の対話は、これまでの日進木工にはなかった家具のかたちを生み出すと同時に、その技術の可能性をあらためて引き出す機会となりました。

CHORUS Dining Chair

CHORUS Dining Chairのアームの原寸模型。何度も試作を繰り返し、ディテールの微調整を重ねた。

最初の大きな成果となったのが、2019年に発表された「CHORUS」です。松岡が描く彫刻的な造形を、日進木工が培ってきた曲木や接合、加工の技術によって家具として実現する。そのために、図面だけでは解決できない部分を実際の製造現場で検証し、試作を重ねながら、素材や構造、加工方法を探っていきました。
なかでも特徴的なのが、木を曲げながら削り、複雑な形状と強度を両立させる加工です。松岡が用意したフォームモデルをもとに職人が形を読み取り、機械加工と手仕事を組み合わせながら細部をつくり込んでいく。機械による精度と、職人の手による感覚的な調整。その往復のなかから、単なる精密さだけではない、有機的な表情が生まれました。
そして「CHORUS」での経験を経て、80周年を機に生まれたのが「Ballett」です。「CHORUS」が木の造形性や技術の可能性から発想されたのに対し、「Ballett」は「心地よさ」の追求から始まりました。

Ballett Living Chair, Living Table and Side Table

身体を包み込む大きなクッションと、それを支える細くしなやかな木のフレーム。さらに、人と人との距離や、家具と家具との距離、空間に生まれる「間」までを含めて、心地よい場所をつくることを考えています。一脚で完結しながら、複数を並べることでひとつの風景にもなる。その姿は、ひとりの踊り手と群舞がつくるバレエのようでもあります。
「CHORUS」から「Ballett」へ。デザインから生まれた新しい造形を技術によって実現するだけでなく、そこで培われた経験を次の家具づくりへとつなげていく。松岡との協働は、日進木工が80年にわたり培ってきた技術を、これからの暮らしに向けて更新していくための、ひとつの対話となっています。
日進木工

[satellite events]
日進木工の全国のショップ、取扱店にて、サテライトイベントを開催します。各会場では、80周年記念モデル「Ballett」を中心に、日進木工の家具を展示販売するポップアップを行います。
※各店の営業時間、取り扱い商品については、下記のリンク先よりご確認ください。
【開催日程】
 マルカ木工 [広島県広島市西区商工センター8-2-26]
 2026年10月10日(土)〜
 
 S.H.S鳥屋野店 [新潟県新潟市中央区女池南3-5-1]
 2026年11月6日(金)〜
 
 MIHARA VILLEGE [広島県三原市本郷南2丁目8-22]
 2026年11月6日(金)〜
     
 CASA SHIMODA [高知県南国市大ソネ乙862-1]
 2026年11月6日(金)〜
    
 LIFE INDEX [石川県白山市柴木町丁62]
 2026年11月6日(金)〜11月23日(月)
 

statement of "Ambient Dimensions"



日本の家具展示会の多くは、都市部の大型展示会場など、無機質な「箱物」の空間で開催されてきました。効率的に製品を並べ、スペックを比較するには適していても、本来の家具とは、私たちの日常や豊かな自然環境と地続きにあるはずのものです。数値だけでは測れない、空間に置いたときの佇まいや暮らしに馴染む心地よさこそが、家具の本質ではないでしょうか。
長野県御代田の地に開かれたインテリアギャラリー「SAMNICON(サムニコン)」は、都会の過密な暮らしから離れ、太陽・風・水・土といった自然の力を取り込み、少ないエネルギーで循環していく豊かな生き方を探求する場所として計画されました。「モノで満たされる豊かさ」ではなく、「誰とどんな時間を過ごすか」「自然の中でどう癒されるか」という精神的な豊かさを大切に、日常の一瞬一瞬を慈しむ思想をそのまま体現しています。
本プロジェクトのタイトルである「Ambient Dimensions」とは、風や光、音といった、空間全体を包み込む「環境(アンビエント)」そのものをデザインの尺度(ディメンションズ)として捉え、そこに人々を迎える空間を作り上げる、という思想から名付けられました。続きはこちら


SAMNICON について
SAMNICON(サムニコン)は禅における言葉SAM(作務)とNICON(而今)を合わせた造語です。SAM(作務)は食事、掃除、洗濯、農作業など、仕事と生活そのものを示し、NICON(而今)は中今を大切に生きるということを示しています。日々の暮らしの一瞬一瞬を慈しむことによって、五感が養われ、思いやりや優しさなどの大切さに気づき、豊かに楽しく過ごしていける場所でありますように。インテリア全般をご提案しております。
official site:https://syuro.co.jp/shops/samnicon/  instagram : samnicon_miyota


■ profile
松岡 智之 | Tomoyuki Matsuoka プロダクトデザイナー
1970年三重県生まれ。1992年千葉大学工学部卒業後、株式会社GK設計を経て、1999年よりデンマーク王立芸術アカデミーへ留学。在学中より欧州を中心にフリーランス活動を開始し、2001年に「TOMOYUKI MATSUOKA DESIGN」を設立。北欧での実体験を活かした「シンプルで美しく、永く愛され暮らしに馴染む」プロダクトを目指し、国内外の企業と家具や日用品の開発に取り組む。近年は商品デザインに留まらず、写真のスタイリングやカタログのディレクションなど、魅力を伝えるトータルプランニングも手掛ける。2014年国際家具デザインコンペティション旭川にてシルバーリーフ賞受賞。
www.tomoyukimatsuoka.jp

宇南山 加子 | Masuko Unayama ディレクター、デザイナー 株式会社SyuRo 代表 
日常に馴染み使い続けられる生活日用品のプロダクトデザインをはじめ、ホテルやレストラン、美術館等のデザイン監修や企業のブランド構築にも携わり、空間ありきのディレクションを幅広く手がける。オリジナルブランド「SyuRo」は海外30カ国で展開。
2008年には東京・蔵前に直営店を開き、街の発展に貢献した。近年、長野県御代田町へ移住しギャラリー「SAMNICON(サムニコン)」をオープン。禅の言葉「作務(SAM)」と「而今(NICON)」に由来し、日々の営みを慈しみ、いまこの瞬間を丁寧に生きるライフスタイルを提案。現在は自然とデザインが共存する、持続可能な暮らしのあり方を伝えている。
https://syuro.co.jp