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松本で陶芸作家・金井三和さん個展 定番の茶色に、黄と青を加えた3色で

3色を使った作品が並ぶ

3色を使った作品が並ぶ

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 「スミレ研究所」の工房名で活動する金井三和さんの個展「茶色と青ときいろ展」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

模様や絵を描いた黄色いふた物

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 皿や鉢などのほか、ふた物、キャンドルホルダー、アクセサリー、オブジェ、絵画など200点以上を展示。金井さんが定番にしている茶色をベースに、黄色や青色をアクセントにした作品が並ぶ。

 昨年10月に同ギャラリーで開催した個展でお披露目した黄色の釉薬(ゆうやく)を使った作品は今回、つやありとマットの2種類を用意する。初挑戦という青色の化粧土は、「素地の土によって、色の具合が違う」と金井さん。ふた物や陶板には、かき落としという技法を用いて、凹凸のある版画のような雰囲気に仕上げた。皿や鉢には陶芸用のクレヨンのような物で模様や絵を描いている。

 数年前から野焼きにも取り組む金井さん。松本周辺で開催される野焼きのワークショップにも時折参加しているという。同展では、ワークショップで作ったものをベースにガス窯で焼いた鳥やクマなどのオブジェを出品。「野焼きはなかなか思ったようにいかず難しいが、試行錯誤しながらこれからも続けていきたい」と話す。

 テーマにした3色を使った絵画は、制作した作品をモチーフにした。「色を絞ることで、題材も自然と限られてくるので描きやすかった」と金井さん。中には、焼くときに失敗してしまい、実物はないという花器を描いた物もある。「3色全て好きな色。単色でも組み合わせでも楽しんでほしい」とも。

 価格は、小皿=2,000円~、ふた物=2,800円~、絵画=2万5,000円など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。10月1日まで。

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