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松本・本町に「アウトドアベース」 老舗洋服店が新事業、白馬にキャンプ場も

キャンプ場は月内にオープン予定。「アウトドアのことは気軽に何でも相談して」とも

キャンプ場は月内にオープン予定。「アウトドアのことは気軽に何でも相談して」とも

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 アウトドア用品店「OUTDOOR BASE(アウトドアベース)MATSUMOTO」(松本市中央2、TEL 0263-88-6804)が松本・本町通りに12月15日、オープンした。

まき割りやフェザースティックを作る体験も

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 店舗面積は約40坪。経営は1951(昭和26)年創業の「ヤマダドレス」(同)。これまで婦人服をメインに展開していたが、新規事業として立ち上げた。3代目の山田真人社長は「日常を離れて『オフ』になれるキャンプの魅力を、多くの人に伝えていきたい」と意気込む。

 アイテムは、量販店では取り扱いが少ない「ガレージブランド」が中心。デンマークの「Nordisk(ノルディスク)」をはじめ、駒ケ根の「FUTURE FOX(フューチャーフォックス)」のほか、「ZIVETALIAN(ジベタリアン)」「GROUSE(グラウス)」など国内外問わず扱う。テントやハンモックチェア、ウエア類、調理器具や調味料などを用意。同社広報の小宮山昌伸さんは「ほかのアウトドアショップではあまりないもの、見ているだけでワクワクするものをセレクトしている」と話す。

 店内では、まき割りやフェザースティックを作る体験もできる。いずれは2階も利用し、より多くのアイテムを展示する予定で、スタッフの鈴木茉里奈さんは「手に取ったり、使ってみたりする機会を提供したい。初めての方も気軽に試してもらえれば」と笑顔を見せる。

 キャンプにはまり、3年ほど前から構想を温めていたという山田社長。白馬さのさかスキー場近く、約700平方メートルの敷地にキャンプ場を造成し、昨秋からユーチューブチャンネル「キャンプ場を作るド素人まーくん」でその様子を配信してきた。「お気に入りのアイテムを試せる場所と、キャンプをしていて欲しいと思ったものを買える店、どちらも作りたかった。自分の趣味というか、キャンプへの情熱を詰め込んだ」。情報を発信するうちに、アウトドアが好きな人とのつながりも広がっていったという。

 同店のスタッフも無類のアウトドア好き。「キャンプはブームから文化になってきていると感じている。文化として根付かせるためにも、あらゆる側面から盛り上げていきたい」と小宮山さんは力を込める。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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