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松本・中央にレストランバー「RK PARKS」 料理と空間、「集う」をテーマに

店内は隠れ家のような雰囲気に。もともとの建物のコンクリートを生かしつつ、廃材を再利用したテーブルやソファを配置する

店内は隠れ家のような雰囲気に。もともとの建物のコンクリートを生かしつつ、廃材を再利用したテーブルやソファを配置する

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 レストランバー「RK PARKS」(松本市中央2、TEL 0263-88-3945)が3月26日、松本・中央の望月ビルディングの屋上にオープンした。

望月ビルディング裏側の階段を登ると店舗がある

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 軽井沢の「RK GARDEN」、群馬県高崎市の「RK LOOF」の姉妹店で、運営はケータリングサービス、ウエディングプロデュースなどを手がける「Sfida Fabbrica」(東京都中央区)。

 「集うことの本質を大切にする」をコンセプトに掲げ、使われていなかった雑居ビルの屋上スペースと小屋をリノベート。席数は店内と屋外合わせて44席。「RK GARDEN」でGOOD DESIGNアワードを受賞したデザイナーの小板橋龍さんが店舗デザインを担当。店内は、建物のコンクリートをそのまま生かしつつ、廃材を再利用したテーブルやソファを配置するほか、暖炉やスピーカーを置き、隠れ家のような雰囲気に仕上げた。屋外のパークには大きな樹木を植え、廃棄される木製のパレットを使ったベンチを置いたり、Wi-Fiを完備したりと、来店客が楽しめる工夫も。同社の臼田真一さんは「さまざまな人が集まれる空間を目指した。環境に配慮した空間作りをしていて、店内のクッションも使わなくなった布で作ったもの」と話す。

 食事は暖炉のまき火で調理したものを中心に提供する。サクッとした食感と濃厚な風味が特徴の「クラフトピッツァ レッコ」は、「じっくり燻製(くんせい)した生ハムのレッコ」(1,800円)など4種類。安曇野産の小麦粉と水、オリーブオイル、塩のみで作った生地にクリームチーズを挟み、酵母を使わず焼き上げている。ほか、「竹島さんの水牛モッツァレラチーズと24カ月熟成パルマ産生ハム」(2,600円)、「信州みねむらプレミアム牛のNYストリップステーキ」(200グラム 3,400円)などおよそ40種類のフードメニューを用意する。

 ドリンクは、「RK GARDENのレモネード」、「ハーブクーラー」(以上580円)、「RK PARKSラガービール」「自家製サングリア」(以上830円)などおよそ50種類。オリジナルのソフトドリンクから、アルコール類まで幅広くそろえる。

 「RK GARDEN」のファンだという同ビルを管理するオーナーが、「空いている屋上を使い出店してほしい」と同社の前田和彦社長に話を持ちかけたことが、今回のオープンにつながったという。現在はディナーのみの営業で、4月28日からランチとテイクアウトも始める予定。「これからイベントの開催も計画している。屋外はペットも同伴可能なので、地元の人にふらっと立ち寄ってもらえるような店にしていきたい」と臼田さんは意気込みを見せる。

 営業時間は17時30分~23時。火曜定休。

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