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長野県内のパン情報紹介する「panpapan」創刊 松本駅周辺パン店マップも

創刊した「panpapan」

創刊した「panpapan」

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 長野県内のパンにまつわる情報を紹介するリトルプレス「panpapan(ぱんぱぱん)」が創刊された。

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 創刊号では、「ソノマノ」(長野市)、「きんぴら工房」(塩尻市)を訪れた様子や、松本駅周辺や安曇野市内のパン店マップ、パンと合うレシピなどを掲載する。パンにまつわる本やグッズ、イベントの紹介も。「県内はこだわりを持っているパン店が多い。同じパンでも店によって味が違い、それぞれ個性がある」と取材・編集・デザインなど全てを手掛ける川窪幸さん。「店というよりも、人によって、自然と個性が生まれるのかもしれない。パンに関わる『人』をクローズアップしたい」と話す。

 川窪さんは名古屋出身。2007年に結婚を機に松本へ移住。パート勤めをしながら、グラフィックデザインの勉強を始め、昨秋、「chienetta design(チエネッタデザイン)」を立ち上げた。

 「自分で何かできることをしたい」と思い、当初はフリーペーパーを作ろうと企画。もともとパンが好きだったという川窪さん。「テーマはパン以外にない、と思ったらあふれるようにアイデアが浮かんできた」と振り返る。以前、東京で5年ほど出版社に勤務していた経験も生かし、昨年10月ごろから準備を始め、パン店を回って取材を依頼。制作を進めるうちに、「より内容を濃いものにして、自身の仕事にしていきたい」とリトルプレスとして販売することを決めた。

 今後は、季刊誌として3カ月ごとの発行を予定。パンフェスティバルなど、イベントも開催していきたいと意欲をみせる。「パン好きの人は結構いると思うので、一緒に盛り上げたいという人と活動できれば」と川窪さん。「長野県=パンがおいしい、というイメージが広まればうれしい」とも。

 A5版32ページ。価格は500円。丸善松本店(松本市深志1)、栞日(深志3)など松本市・塩尻市の書店やパン店、カフェなどで販売する。

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