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松本で「バス旅」地域活性化イベント 学生主体で企画、スタンプラリーも

観光冊子の封入作業の様子

観光冊子の封入作業の様子

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 高速バスによる地域活性化を目的としたイベント「ばす旅はこうでなくっちゃ!in松本」が現在、開催されている。

学生がデザインしたバスターミナルカード

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 帝京大学、東京理科大学、国土交通省関東地方整備局東京国道事務所、松本市観光プロモーション課が連携して立ち上げた「バスタ新宿から地方を元気にするプロジェクト」の一環。第1弾として学生がデザインしたバスターミナルカードの配布とスタンプラリーを行う。

 バスターミナルカードは「バスタ新宿」と松本バスターミナルの写真を載せた3枚1セット。各バスターミナルの受付で新宿-松本間の乗車券を提示した人に贈る。スタンプラリーは松本城や縄手通り、源智の井戸、旧松本高等学校など14カ所を回り、チェックポイントにあるポスターのQRコードをスマホで読み取ってスタンプを獲得する。集めた数によって高速バスの往復チケットや「草間彌生レアバージョン」の松本市観光カードに応募できる。市観光プロモーション課担当者は「有名どころだけではなく、旅行ではあまり行かない場所にも足を運んでほしい」と話す。

 帝京大学は以前から「バスタ新宿からの地方活性化」をテーマにバスタ新宿と連携した活動を行ってきた。今回は同事務所から「文理融合させたら斬新な企画が生まれるのではないか」と提案を受け、東京理科大学に協力を依頼。話し合いを重ねる中で開催地の候補として松本市が挙がり、2021年12月に同プロジェクトを発足した。

 両大学の学生10人が主体となり、準備を進めてきた。昨年10月には市内を視察し、スタンプラリーのチェックポイントを選定した。帝京大学経済学部観光経営学科4年の飯村将大さんは「企画に関わる方々との打ち合わせや調整は大変だったが、貴重な体験になった」と話す。

 スタンプラリーには、これまで90人ほどの応募があったという。バスタ新宿が開業してから昨年3月までで発着便数は全国第5位ということもあり、来年度もプロジェクトを継続してチェックポイントの範囲も広げていく予定。同学科3年の貫正樹さんは「プロジェクトのことを知ってもらい、松本の魅力を楽しんでほしい」と呼びかける。

 スタンプラリーは3月11日まで。

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