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安曇野に冷凍唐揚げ工房「クロックールチキン」 「家で揚げる」用に衣を研究

「揚げるとカリカリ、ザクザクとした食感」という「チキンクロック」

「揚げるとカリカリ、ザクザクとした食感」という「チキンクロック」

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 冷凍唐揚げの製造工房「クロックールチキン」(安曇野市三郷温、TEL 0263-87-7396)が安曇野・三郷温にオープンして1カ月が過ぎた。

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 ネットで注文し、配送または工房で受け取る。チキンは瞬間冷凍機を使って加工。プレーンタイプの「チキンクロック」(10個入り、1,595円)と、ピリ辛に仕上げた「レッドクロック」(同、1,815円)の2種類を用意する。代表の甕佳典さんは「揚げるとカリカリ、ザクザクとした食感。ご飯のおかず、酒のつまみ、どちらにも合うようなチキンを目指した」と話す。

 甕さんは飲食関連の仕事に4年ほど従事。フライドチキンの製造も行っていたことがあり、「唐揚げについて、いろいろと研究していた」と振り返る。当初、店舗を構えることを考えていたが、なかなか理想の物件に巡り合えず、「時間をかけて探すより、まずは食べてもらう機会をつくりたい」と、ECサイトを使って事業を始めることにした。

 販売を始めて1カ月。購入者に感想を聞いて、新たな商品開発に生かしているという。「クロックール」は、時計=時間と、冷凍=クール便で届くことから考えた造語。「家で揚げてもおいしく食べられるように、水分に負けない衣になるよう試行錯誤したので、『冷凍とは思えない』と言ってもらえるのが何よりうれしい」と甕さん。今後は、フルーツを使ったデザートチキンなど、種類を増やす予定。「いずれは飲食店に卸すなど、より多くの人に食べてもらえるようにしていきたい」と意気込む。

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